渋谷・原宿:若者文化、クラブ、ポップアップ
渋谷は若者の街で、新しいものが最初に現れる場所です。ブランドやアニメのポップアップストアが、任天堂とポケモンセンターが入る渋谷PARCO、MIYASHITA PARK、原宿や表参道の裏通りで数週間ごとに入れ替わります。夜は道玄坂や円山町の坂道にクラブやライブハウスが集まっています。近年、渋谷区は渋谷駅周辺で毎晩18時から翌朝5時まで路上での飲酒を禁止しているので、飲むのはお店の中にしましょう。
明治神宮の隣にある代々木公園は、週末の大きなイベントステージです。春から秋にかけてイベント広場では各国のフェスティバルやフード、音楽のイベントが開かれ、6月には東京プライドのフェスティバルも行われます。公園の端にはNHKホールと国立代々木競技場があり、コンサートの日は原宿駅からの道がかなり混みます。
- ポップアップは初日から数日間、無料の事前予約や整理券が必要なことがよくあります。行く前に公式SNSを確認しましょう。
- 代々木公園のフェスは土曜の午後がいちばん混みます。屋台の列が短い午前中がおすすめです。
新宿:夜遊び、二丁目、新宿御苑
新宿には2つの顔があります。西口は高層ビルと東京都庁で、都庁の展望室は無料、夜は外壁でプロジェクションマッピングが行われています。東口は夜の街です。歌舞伎町は日本最大の歓楽街で、映画館や東急歌舞伎町タワーのライブ会場、ビルの上のゴジラヘッドがあります。歩くだけなら安全ですが、客引きにはついて行かないこと。ついて行ったバーで高額な請求をされるのが典型的なトラブルです。小さなバーが並ぶゴールデン街や、線路沿いに焼き鳥屋が続く思い出横丁のほうが落ち着いて楽しめます。
新宿二丁目は東京のLGBTQナイトライフの中心で、数百軒の小さなバーがあり、誰でも入れる店も多く、東京プライドの時期はとくににぎわいます。昼間なら新宿御苑が、春の桜と11月の菊で都内屈指の庭園です。入園は有料で、園内は酒類の持ち込みが禁止されているので、お酒を飲みながらのお花見は別の場所を選びましょう。
- ゴールデン街にはチャージ(席料)がかかる店もあります。たいてい入口に書いてあるので、わからなければ聞いてみましょう。
- ゴールデン街のすぐ隣にある花園神社では、11月に酉の市が開かれます。
浅草・上野・谷中:祭り、美術館、寺社
ここは昔ながらの東京で、伝統的な祭りを楽しむならいちばんのエリアです。浅草寺では5月の三社祭、7月のほおずき市、12月の羽子板市が開かれ、隅田川花火大会はすぐ上流で打ち上げられます。8月下旬には同じ通りを浅草サンバカーニバルが彩ります。調理道具の専門店が並ぶかっぱ橋道具街も歩いてすぐです。
上野公園には東京国立博物館、国立西洋美術館、国立科学博物館、東京都美術館が集まり、上野動物園や桜並木もあって、大型の巡回展はたいていここにやって来ます。公園の北側の谷中は、お寺や商店街、小さなギャラリー、桜並木のある霊園が続く低層の下町で、隣の根津神社では4月につつじまつりが開かれます。
秋葉原・池袋・中野:アニメとゲーム
秋葉原は定番のアニメと電気の街で、何階建てものフィギュアや漫画の店、レトロゲームショップ、ゲームセンター、メイドカフェが並びます。日曜の午後はたいてい中央通りが歩行者天国になります。坂の上の神田明神はアニメとのコラボもよく行い、5月の神田祭の舞台でもあります。
池袋はもうひとつのアニメの都で、アニメイトの本店、大きなポケモンセンターが入るサンシャインシティ、女性ファン向けの店が並ぶ乙女ロードがあります。10月下旬には池袋ハロウィンコスプレフェスがあり、キャラクターカフェやコラボイベントも1年中開かれています。新宿から西へ数駅の中野ブロードウェイは1960年代の商業ビルで、中古の漫画やフィギュア、コレクターズアイテムの店がぎっしりです。
六本木・銀座・丸の内:アート、イルミ、大人の街
六本木は昼はアートの街です。六本木ヒルズの森美術館、国立新美術館、東京ミッドタウンのサントリー美術館が歩ける距離にあり、近くの麻布台ヒルズにはチームラボボーダレスがあります。冬は六本木ヒルズと東京ミッドタウンのイルミネーションや、ドイツ風のクリスマスマーケットが有名です。夜はクラブの街で外国人客も多く、客引きへの注意は歌舞伎町と同じです。
銀座は洗練された街で、百貨店やギャラリー、歌舞伎座があり、週末の午後は中央通りが歩行者天国になります。東京駅と皇居のあいだの丸の内・日比谷では、冬に丸の内仲通りの街路樹がイルミネーションで輝きます。日比谷公園ではフードイベントやクリスマスマーケットが開かれ、東京国際フォーラムの地上広場ではほぼ月2回、大江戸骨董市が開かれます。
下北沢・高円寺・吉祥寺:ライブハウスと古着
渋谷や新宿の西側は、東京のインディー文化の本拠地です。世田谷区の下北沢は古着屋、カレー店、本多劇場をはじめとする小劇場、ほぼ毎晩バンドが出る地下のライブハウスが入り組んだ街です。杉並区の高円寺はもっと雑多で、それが自慢の街。パンクやインディーのライブハウス、古着屋、安い飲み屋が多く、8月最後の週末には東京高円寺阿波おどりで通りが埋まります。
23区のすぐ外にある吉祥寺は少し落ち着いています。井の頭公園では大道芸人や池のスワンボートが見られ、三鷹の森ジブリ美術館まで歩いて行けます(チケットは日時指定の事前購入のみ)。どこのライブハウスでも、チケット代とは別に入口でドリンク代がかかり、現金のことが多いので用意しておきましょう。
- 土休日はJR中央線快速が高円寺に停まりません。黄色い中央・総武線各駅停車を使いましょう。
- ライブハウスの公演は18時半や19時ごろ始まることが多く、終電前に終わります。
お台場・有明・豊洲:展示会と湾岸
東京湾の埋立地には、都内最大級の屋内イベント会場が集まっています。有明の東京ビッグサイトはコミケやデザインフェスタ、数多くの見本市の会場で、近くの有明アリーナや東京ガーデンシアターは大型コンサートの会場です。豊洲のチームラボプラネッツは、裸足で水の中や鏡の部屋を歩く体験型の空間で、都内でもとくに人気のアートスポットです。
お台場はショッピングモールが並ぶ海辺のレジャーエリアで、ダイバーシティ東京 プラザのライブハウスZepp DiverCityや、人工の砂浜から眺めるレインボーブリッジが見どころです。アクセスはゆりかもめとりんかい線。大型展示会の日はどちらも朝から満員になるので、早めに出るか、ひと駅離れた駅から歩くのがおすすめです。
両国:相撲の街
浅草から隅田川を渡った墨田区の両国は、年6場所のうち3場所が開かれる両国国技館の街です(1月・5月・9月)。周辺には相撲部屋がいくつもあり、浴衣姿の力士が駅へ歩いていく姿もよく見かけます。通りにはちゃんこ鍋の店が並びます。本場所のない時期の国技館は、コンサートやプロレスの会場になります。
隣の江戸東京博物館は約4年の改修を終えて2026年3月に再開し、江戸の町並みを実物大で再現した展示が見られます。すみだ北斎美術館や小さな旧安田庭園も歩いてすぐなので、本場所がない日でも半日ゆっくり過ごせます。
日帰りで:横浜、鎌倉、幕張
大きなイベントのなかには、都外で開かれるものもあります。渋谷や東京駅から30分ほどの横浜には、季節ごとのイベントやクリスマスマーケットが開かれる赤レンガ倉庫、中華街、みなとみらいの大型コンサート会場があります。JRで1時間ほどの鎌倉は寺社の町の定番で、明月院や長谷寺のあじさいが咲く6月がいちばん混み合います。
千葉の幕張メッセは東京駅からJR京葉線で30分ほど。東京ゲームショウやジャンプフェスタ、COUNTDOWN JAPANが開かれ、メッセと隣のスタジアムではSUMMER SONICも開かれます。当サイトの一覧にはこうした首都圏の会場も含まれているので、チケットを買う前に場所を確認しましょう。