東京の週末の基本
メインは土曜日です。町内の祭りは土日に神輿が出て、マーケットや公園のフェスも両日開かれますが、人気スポットがいちばん混むのは土曜の午後です。日曜は少し落ち着き、日曜の夜は翌日の仕事に備えて早く帰る人が多いので、街がぐっと静かになります。
3連休にも注目しましょう。月曜日に固定された祝日がいくつかあり、その週末は日帰り客で混み合い、イベントも3日目を追加することがよくあります。美術館や博物館の多くは月曜休館ですが、月曜が祝日の場合は開館し、翌火曜日が休館になるのが一般的です。
土曜の朝:マーケットと寺社
人出が増える前の朝は、東京の週末でいちばんいい時間です。表参道駅から歩いてすぐの国連大学前で毎週土日に開かれるファーマーズマーケットには、生産者の店やコーヒースタンド、キッチンカーが並びます。築地場外市場は日曜・祝日に休む店が多いので、行くなら土曜がおすすめです。東京国際フォーラムの地上広場でほぼ月2回開かれる大江戸骨董市のような骨董市や蚤の市は、いい品が残っている朝のうちが勝負です。
有名な神社やお寺がいちばん静かなのも朝です。明治神宮や浅草寺は開門直後なら落ち着いていますが、浅草寺の参道は昼前にはもう人でいっぱいになります。
- 現金とエコバッグを持っていきましょう。屋台はカード不可が多く、袋をくれない店もあります。
- 出かける前に開催日を確認しましょう。月のうち決まった週末だけ開かれる市も多くあります。
午後:フェスと展覧会
午後は屋外の大きなイベントの時間です。代々木公園や駒沢オリンピック公園のフードフェスや各国のフェスティバル、神輿が出る町内の祭り、夏なら夜の花火大会。週末の午後は銀座の中央通りが歩行者天国になり、秋葉原の中央通りも日曜はたいてい歩行者天国になるので、ぶらぶら歩くのに気持ちのいい時間です。
上野や六本木の大型展覧会は、週末の枠から売り切れるので日時指定券を前もって予約しましょう。選べるなら、土曜の昼どきより、最終枠や日曜の午後のほうが入りやすい傾向があります。
夜:ライブ、イルミネーション、夜遊び
東京の夜は早めに始まります。ライブハウスの公演は18時半や19時ごろ開演して終電前に終わることが多く、チケット代とは別に入口でドリンク代がかかります。アリーナ公演は21時ごろ終わり、終演後の駅は大混雑なので、アンコール前に少し早めに出るか、近くのカフェで30分ほど待つのがコツです。冬のイルミネーションは日が暮れてすぐがいちばんきれいで、夏は夕方以降でないと外にいるのがつらい季節です。
土曜の夜の食事は予約がおすすめで、人気の居酒屋はすぐ埋まります。終電は0時ごろで、路線によってはもっと早く出ます。渋谷や新宿のクラブは始発が出る朝5時ごろまで営業していて、思いきり遊んだ夜は始発で帰るのが定番です。
日曜:ゆったりした選択肢
日曜はゆるめの予定が似合います。吉祥寺の井の頭公園、新宿御苑、上野周辺の庭園を散歩したり、蚤の市をのぞいたり、谷中や柴又のような下町で午前中を過ごしたり。子ども向けのイベントやワークショップも多く、家族連れにも、友だちを誘いにくいものにひとりで行くのにもいい日です。
日曜はイベントの終了時刻が早めのことが多く、展覧会や展示会の最終日は行列が長くなりがちです。今週末で終わるものを見たいなら、土曜か日曜の朝に行きましょう。
一覧の選び方と予約のコツ
下の一覧は週末のイベントを注目度順に並べているので、上のほうから候補を選ぶのが近道です。気になるイベントを開いて公式ページへ進めば、チケットや最新のスケジュール、雨天時の対応が確認できます。要予約、整理券、当日券、抽選といった表記は、チケットの取り方を知るうえで大事なポイントです。
コンサートや舞台のチケットは、e+やチケットぴあ、ローソンチケットなどで販売され、コンビニで支払い・発券するのが一般的です。人気のポップアップや限定グッズは開店前から行列ができますが、最近はオンラインの事前予約制にする店も多いので、前日にSNSを確認しておきましょう。
エリアでまとめて、雨の日の代案も
電車は速いものの、1日に何度も街を横断すると週末はあっという間に終わります。半日ごとにエリアをひとつ決め、近くのイベントをまとめましょう。上野の美術館と谷中散歩、渋谷のポップアップと代々木公園のフェス、東京ビッグサイトの展示会と豊洲のチームラボプラネッツ、といった組み合わせです。
天気予報は金曜日に確認しましょう。屋外イベントには雨天時の扱いが書かれていて、雨天中止、小雨決行、荒天中止などの表記があります。当日の朝には公式サイトやSNSも確認を。雨の日なら、美術館、東京ビッグサイト、イベントのある商業施設、劇場、屋内のマーケットが安心です。
週末にかかるお金
東京の週末は、かなり安く過ごすこともできます。祭り、マーケット、寺社、公園、イルミネーション、小さな展示の多くは無料で、主な出費は屋台の食べ物と電車代くらいです。お金がかかるのは大型展覧会、コンサート、ドリンク代込みのライブハウス、コラボカフェなどです。
電車はSuicaやPASMOのカード、またはスマートフォンのモバイルSuica・PASMOで乗れます。地下鉄をよく使うなら、訪日客向けのTokyo Subway Ticketで東京メトロと都営地下鉄が24・48・72時間乗り放題になります。屋台や小さなバー、一部のチケット窓口はカードが使えないので、現金も少し持っておきましょう。