秋葉原はどんな街か
街の中心は、万世橋から北へ延びる中央通りと、その両側の路地です。お店は縦に積み重なっていて、細いビルの1フロアがフィギュア、次の階がトレーディングカード、最上階がカフェということもよくあります。駅前の秋葉原ラジオ会館にはフィギュアやホビー、カードの店が集まり、中古のマンガやコレクターズアイテムならまんだらけコンプレックス、新品のグッズやリリースイベントならゲーマーズやアニメイト、家電はヨドバシAkibaが定番です。
イベントの多くは屋内のファン向けのものです。新番組や周年に合わせた展示、フィギュアや模型の展示会、サイン会、トークイベント、数週間ごとにテーマが変わるコラボカフェなどがあります。平日は比較的落ち着いていて、日曜の午後がいちばん混み合います。
- レジ袋は有料の店や、用意のない店もあります。箱やポスターを持ち帰るなら丈夫なトートバッグがあると便利です。
イベント会場:UDX、ベルサール秋葉原、ショップのイベントスペース
電気街口の目の前にある秋葉原UDXが、イベントの中心地です。2階のイベントスペース「Akiba Square」ではアニメの周年展、同人系の即売会、企業の展示会、声優イベントなどが開かれ、UDXシアターは上映会やステージイベントに使われています。少し歩いた先のベルサール秋葉原には、1階と地下1階にイベントホールがあります。近年の秋には、バンダイスピリッツがアニメや特撮のコレクターズフィギュアを集めた「Tamashii Nation」を、この2つの建物と直営の Tamashii Nations Store にまたがって開いています。
小さなイベントはショップの中でも行われています。ゲーマーズやアニメイトなどにはイベントスペースがあり、サイン会やリリースイベント、小規模な展示が開かれます。坂を上った神田明神にも、文化交流館EDOCCOのホールやスタジオがあります。人気のイベントは、出かける前に公式ページで整理券や事前予約の有無を確認しましょう。初週末は当日ふらっと行っても入れないことがよくあります。
- 展示の出口には物販があり、購入数の制限があるのが普通です。初日は物販だけの列ができることもあります。
メイドカフェとコラボカフェ
メイドカフェでは、メイド姿のスタッフが「ご主人様」「お嬢様」と迎えてくれ、料理にお絵かきをしたり、ゲームやステージをしてくれたりします。料金の仕組みは普通のカフェと違い、多くの店で1人あたりの入場料(テーブルチャージ)がかかり、時間制のことも少なくありません。さらにワンオーダー制で、滞在時間に上限があるのが一般的です。自分のスマホでメイドさんを撮るのは基本的にNGで、代わりに有料のチェキ(インスタント写真)を撮ってもらえます。スタッフに触れる、連絡先を聞くといった行為はどこでも禁止です。
中央通りや路地では、コスチューム姿でチラシを配っている人を見かけますが、全員がメイドカフェのスタッフとは限りません。料金体系がまったく違うバーのような店もあるので、入口にメニューと料金を出している店を選ぶと安心です。コラボカフェはまた別もので、ひとつのアニメやゲームと数週間コラボし、テーマメニューを頼むとランダム特典がもらえます。秋葉原には常設のコラボカフェがいくつかあり、テーマが定期的に入れ替わります。人気作品は時間枠の予約が必要です。
- 席に着く前に料金表を確認しましょう。入場料、時間制限、最低注文はたいてい書いてあります。
- コラボカフェは時間枠制で、遅刻すると席がなくなることもあります。
日曜の歩行者天国、レトロゲーム、ゲームセンター
日曜の午後は、中央通りの外神田五丁目交差点から万世橋交差点までの約570mが車両通行止めになり、歩行者天国になるのが恒例です。時間は例年4月から9月が13時から18時、10月から3月が13時から17時で、雨や強風などの悪天候の日と年末年始は中止になります。区域内では物品の販売、パフォーマンス、自転車の乗車が禁止されています。
レトロゲームなら、中央通り近くのビルの複数フロアに昔のゲーム機やソフトが並ぶスーパーポテトが有名で、最上階には1プレイ100円からのレトロゲームセンターがあります。中央通りのタイトーのゲームセンター「Hey」は2001年から続く店で、懐かしのビデオゲームの筐体がずらりと並び、音楽ゲームやクレーンゲームもあります。Beepはレトロゲームと昔のパソコンの専門店です。
- ゲーム機は100円玉を使います。店内には千円札の両替機があります。
- 海外から来た人は要注意:昔のゲーム機やソフトは地域ごとに仕様が違うものが多く、自国の本体で動かないことがあります。
神田明神、アクセス、周辺エリア
神田明神は秋葉原の西側の高台にあり、中央通りから歩いて10分ほど。秋葉原、神田、日本橋の総氏神です。5月中旬の神田祭は江戸三大祭のひとつで、時代装束の長い行列や神輿が町を巡る本祭は西暦の奇数年に行われます。『ラブライブ』の舞台としても知られ、以前からアニメとのコラボを行っていて、キャラクターの絵馬やお守りもあります。文化交流館EDOCCOにはショップやカフェ、イベントホールがあります。1月の仕事始めには、商売繁盛を願う会社員のグループが参拝に訪れます。
JR秋葉原駅には山手線、京浜東北線、中央・総武線が通り、東京メトロ日比谷線とつくばエクスプレスも停まります。中央通りの北側へは銀座線の末広町駅が便利で、神田明神の最寄り駅は御茶ノ水駅です。上野は山手線で北へ2駅、もう一日アニメの街を歩くなら池袋がおすすめです。ショップは夜には閉まる店が多い一方、ゲームセンターは遅くまで営業しているので、午後にイベント、そのあとゲームセンターや食事、という流れが組みやすい街です。