本場所の時期と会場
本場所は1年に6回、それぞれ15日間で、日曜日に始まり日曜日に終わります。東京は1月、5月、9月の3場所で、3月は大阪、7月は名古屋、11月は福岡です。東京場所はいずれも両国国技館で、JR総武線の両国駅から徒歩1分ほど、都営大江戸線の両国駅からは5分ほどです。
関取(幕内と十両)は毎日1番ずつ、幕下以下は15日間で7番取ります。番付は初日のおよそ2週間前に発表されます。特に混むのは初日、中日、千秋楽で、優勝争いは最後の週末に決まることが多いです。
国技館での一日の流れ
朝に開場し、取組は18時ごろまで続きます。午前中は序ノ口から幕下までの若い力士の取組で、客席も空いていてのんびり観られます。午後になると十両土俵入り、続いて化粧まわし姿の幕内土俵入り、綱を締めた横綱が露払いと太刀持ちを従えて行う横綱土俵入りがあります。幕内の取組は18時前の結びの一番に向けて盛り上がり、最後は弓取式で一日が終わります。
取組そのものは数秒でも、仕切りには数分かかります。四股を踏み、塩をまき、何度か睨み合ってから立ち合いです。人気の取組の前には懸賞旗が土俵を回ります。懸賞の数が多いほど注目の一番です。
- 十両と幕内の土俵入りをゆっくり観るなら、午後の早い時間に入るのがおすすめです。2階席なら双眼鏡があると便利です。
- 近年の東京場所では再入場は1日1回までです。購入ページの注意事項を確認してください。
- ビンや缶は持ち込めません。館内では名物の焼き鳥などの飲食物を売っています。
チケットの取り方
チケットは各場所の約5週間前の土曜日に、公式販売サイト「チケット大相撲」で一般発売されます。英語版もあります。一般発売の前に大相撲公式ファンクラブとチケット大相撲の先行抽選があり、良い席はそこでかなり埋まります。近年の東京場所は全日程完売になることも多く、土日や終盤の日から先に売り切れます。
席は大きく3種類です。土俵際の溜席は主にファンクラブの先行抽選で販売されます。1階のマス席は靴を脱いで座布団に座る升形の席で、基本は4人1マス単位の販売です。大人4人だとかなり窮屈です。2階のイス席は前方から後方まであり、いちばん安い後方の席でも土俵全体が見渡せます。
英語版はクレジットカード払いのみで、1枚ごとに手数料がかかり、日本国内のセブン-イレブンで発券します。日本語版では電話番号認証と3Dセキュアの登録が必要です。主催者の許可のない転売は禁止されており、オークションや転売サイトのチケットは入場を断られることがあります。行けなくなったらチケット大相撲の定価リセールを使いましょう。当日券は残席がある場合のみで、以前のような朝に売られる安い自由席は今はありません。人気の場所では当日券が出ないこともあります。
- 次の場所の一般発売日は、日本相撲協会の年間日程ページで数か月前から確認できます。
- 前半の平日がいちばん取りやすい日です。
- 紙チケットは紛失すると再発行されません。大切に保管してください。
相撲部屋の朝稽古
相撲部屋の多くは東京の東側、両国や清澄、森下の周辺にあります。朝稽古は早朝に若い力士から始まり、関取は後から加わって、昼前には終わるのが一般的です。ただし部屋は観光施設ではなく力士の職場で、見学のルールは部屋ごとに違い、よく変わります。見学者のマナー問題で一般の見学をやめた部屋もあれば、ツアー会社経由の少人数だけ受け入れる部屋もあり、予約なしで訪ねてもまず入れません。
稽古がしっかり行われるのは場所前の数週間です。場所中は軽めになり、場所後はしばらく休みで、大阪、名古屋、福岡の場所の時期は各部屋が現地に移ります。見学できる場合は、指定された場所で静かに座り、スマートフォンは消音、フラッシュや動画は許可がない限り撮らず、飲食や途中退出は控えてください。
- 場所中の朝は両国駅の近くで浴衣姿の力士を見かけることがあります。会釈は良いですが、追いかけての撮影はやめましょう。
- 稽古見学ツアーは、部屋の名前とルールを事前に明示している会社を選ぶと安心です。
両国の楽しみ方と一年の相撲行事
国技館1階の相撲博物館は入館無料で、錦絵や番付、化粧まわしなどをテーマを変えながら展示しています。場所のない時期は平日のみの開館で、場所中はその日の入場券が必要です。両国はちゃんこ鍋の町でもあり、元力士が開いた店も多く、場所中は国技館の地下でもちゃんこを1杯から味わえます。すみだ北斎美術館や旧安田庭園もすぐ近くです。
東京場所の合間には、春・夏・秋・冬の巡業で力士が全国を回り、公開稽古や初っ切り、取組を見せます。春巡業は首都圏も回ることが多く、4月には靖国神社で奉納大相撲が行われます。1月上旬には、横綱がいる年は明治神宮で奉納土俵入りがあります。引退相撲(断髪式)も国技館で行われ、別にチケットが販売されます。