終電と始発
多くの路線で都心を出る終電は0時から0時半ごろですが、それはあくまでその路線の終電で、家まで帰れる最後の電車とは限りません。乗り換えがあったり郊外まで帰ったりする場合は、0時よりかなり前に最終の接続が出てしまうこともあります。土休日はダイヤが少し違い、終電のひとつ前の電車のほうがずっと空いています。
ルートは改札の前ではなく、夕方のうちに調べておきましょう。乗換案内アプリや NAVITIME、Google マップで終電と始発を確認できます。始発はおおむね朝5時ごろから動き始めます。大きなライブや花火大会のあとは、最寄り駅に入るだけで30分以上かかることもあるので、時間に余裕をもつか、隣の駅まで歩くのがおすすめです。
- 夕食のときに一度終電を調べ、その20分前にアラームをかけておくと安心です。
- 終電のあとは駅のシャッターが閉まります。駅の中で朝を待つことはできません。
タクシーとタクシーアプリ
タクシーは一晩中走っていて、清潔で安全です。22時から翌5時までは運賃に2割の深夜割増がつきます。終電直後の渋谷、新宿、六本木のタクシー乗り場には長い列ができ、流しのタクシーもつかまりにくくなるので、アプリがあると助かります。国内でいちばん使われているのは「GO」で、英語表示や海外の電話番号にも対応しています(メーター料金に手配料が加わります)。Uberでも都内のタクシーを呼べます。
かつては終電後に新宿や渋谷などから郊外へ向かう深夜急行バスが多く走っていましたが、コロナ禍で大半が廃止され、残るのは通勤客向けのごく一部の路線です。郊外までの長距離は深夜割増で料金がすぐに上がるので、近くのホテルやカラオケ、カプセルホテルまで短く乗って、始発で帰るほうが安いこともよくあります。多くのタクシーはクレジットカードや交通系ICで払えますが、念のため現金も少し持っておきましょう。
- GOやUberでは予約前に料金の目安が出ます。カプセルホテル代と比べてみましょう。
- 同じ方向に帰る人が3、4人いれば、1台に乗り合わせて割り勘にすると手頃です。
終電を逃したら:朝まで過ごせる場所
終電を逃すのは東京の人にもよくあることで、朝までの過ごし方は定番があります。大きな駅の近くのカラオケは朝までのパックがあり、個室なので友達とでも一人でも暖かく安全に過ごせます。ネットカフェや漫画喫茶はナイトパックがあり、横になれるフラットシートの個室や、ドリンクバー、シャワーがある店も多いです。都の条例で入店時に身分証の確認があるので、海外から来た人にはパスポートを持参するよう伝えてください。
新宿、渋谷、上野などの大きな駅周辺のカプセルホテルは深夜のチェックインも受け付けています。男性専用の施設や女性専用フロアがある施設もあるので事前に確認を。ファミレスの多くはここ数年で24時間営業をやめましたが、コンビニは一晩中開いていて、駅近くの牛丼チェーンには朝まで温かい食事がとれる店舗も多くあります。
- 地図アプリで駅の近くの「ネットカフェ」「カラオケ」を検索すると見つけやすいです。駅前ビルの上の階に多くあります。
- 金曜と土曜の夜はカプセルホテルが埋まりやすいので、終電が出る前にスマホで予約しておきましょう。
夜通し楽しむイベント
始発まで続くことを前提にした夜もあります。2016年の法改正で許可を得たクラブは深夜営業ができるようになり、渋谷、新宿、六本木などのクラブイベントの多くは始発のころまで続きます。20歳以上が条件で、入口で写真つき身分証の確認があります。映画館のオールナイト上映では数本を続けて上映し、アニメや音楽のイベントでも夜通しの回が組まれることがあります。
大晦日は終夜運転がある唯一の夜です。ここ数年はJR東日本が山手線などの主要路線で終夜運転を行い、東京メトロは実施していません。計画は毎年12月に発表されます。カウントダウンのライブやパーティーは通常の終電より遅く終わることが多いので、終演時間と各社の終夜運転の案内を確認しましょう。
夜遅くの安全
東京は夜も世界有数の安全な大都市で、深夜に歩いていてもごく普通のことです。注意が必要なのは新宿の歌舞伎町や六本木などの繁華街です。客引きには応じず、勧められた店について行かないこと、注文前に料金表やチャージを確認すること、飲み物から目を離さないことが基本です。おかしいと感じたら交番へ行くか110番に電話しましょう。
一人のときは友達に帰りのルートを伝え、スマホの充電を切らさないように。コンビニでモバイルバッテリーが買えます。路上での飲酒は多くの場所で禁止されていませんが、繁華街では区の条例で禁止されていることがあります。渋谷駅周辺では2024年10月から毎日18時から翌朝5時まで路上飲酒が禁止され、新宿でもハロウィンの時期にルールが設けられ、警察も取り締まっています。