日本のクリスマスの過ごし方
日本ではキリスト教徒は少数のため、クリスマスは季節の行事として広まりました。ハロウィンが終わるとすぐに飾りつけが始まり、26日には一斉にお正月の飾りに切り替わります。家族で過ごすのはお正月で、クリスマスイブはどちらかというと恋人と過ごす夜。数週間前からディナーやイルミネーション散歩の計画を立てるカップルも多くいます。
海外の人が驚くのが食べ物の習慣です。ひとつはクリスマスケーキで、スポンジに生クリームといちごをのせたショートケーキが定番。ケーキ店やデパートだけでなく、コンビニでも早くから予約を受け付けます。もうひとつはフライドチキン。日本KFCが1974年に始めた「クリスマスにはケンタッキー」のキャンペーンが定着し、12月24日はチェーンにとって一年でいちばん忙しい日になっています。
12月25日は普通の平日です。会社も銀行もお店も営業し、電車も通常ダイヤ。ヨーロッパのように街が休みになることはありません。
クリスマスマーケット
木の小屋が並び、ホットワインやソーセージ、オーナメントを売るドイツ風のクリスマスマーケットは、すっかり東京の冬の恒例になりました。最大規模の東京クリスマスマーケットは2015年に日比谷公園で始まり、その後は明治神宮外苑や芝公園、新豊洲など会場を何度か移しているので、今シーズンの場所を確認してから出かけましょう。近年は入場料がかかり、オリジナルマグつきのチケットもあります。
六本木ヒルズでは、シュトゥットガルトのマーケットをモデルにした、都内でも歴史の長いマーケットが大屋根プラザで開かれます。けやき坂のイルミネーションのすぐそばです。近年は恵比寿ガーデンプレイスや丸の内でもイルミネーションと合わせてマーケットが開かれ、麻布台ヒルズなど新しい会場も増えています。
混むのは週末の夜と25日直前の数日です。平日の午後は落ち着いていて、日が暮れた直後がいちばん雰囲気があります。ほとんどのマーケットは12月25日で終わります。
- カードが使えない屋台もあるので、現金も少し持っておくと安心です。
- 週末は18時を過ぎるとフードの列が長くなります。早めの時間か平日がおすすめです。
- 屋外なので防寒はしっかりと。温かい飲み物を持って立っていると意外と冷えます。
クリスマスのイルミネーション
東京の冬のイルミネーションの多くはクリスマスに合わせて企画され、12月25日の夜で終わるものもあります。主なスポットや回り方は「冬のイルミネーション」のガイドにまとめています。一晩でクリスマス気分を味わうなら、六本木ヒルズや恵比寿ガーデンプレイス、丸の内のように、マーケットとイルミネーションがそろうエリアが効率的です。
ホテルのロビーやデパート、駅のコンコースにも大きなクリスマスツリーが飾られます。ホテルのロビーは誰でも入れて、通りのイルミネーションより落ち着いて見られることが多いです。
コンサート、ショー、礼拝
12月はコンサートの季節です。オーケストラや合唱団がヘンデルの「メサイア」やクリスマスプログラムを演奏し、年末の風物詩であるベートーヴェンの「第九」も一か月を通して都内各地で演奏されます。ゴスペルやジャズクラブ、ホテルのディナーショーにもクリスマスの公演が並びます。人気の公演は売り切れるので、発売と同時に押さえるのが確実です。
英語の礼拝に参加したいなら、英語で礼拝を行う教会がいくつかあります。表参道の東京ユニオンチャーチでは例年クリスマスイブにキャンドルとキャロルの礼拝があり、四ツ谷駅近くのカトリック教会、聖イグナチオ教会でも例年イブの夜に英語ミサが行われています。誰でも参加できますが、人気の時間帯は混むので早めに着くようにし、今年の時間は教会のサイトで確認してください。
予約、混雑、移動
12月24日のレストランは早くから予約で埋まり、前後数日はクリスマス限定の高めのコースになる店も多くあります。行きたい店が決まっているなら、数週間前には予約を。25日は少し取りやすく、ランチにするのもひとつの手です。
24日の夜は六本木、表参道、渋谷、丸の内が人でいっぱいになり、周辺の電車も混み合います。終電は0時前後で、その時間帯はタクシーもつかまりにくくなります。
- 決まった店やデパートのケーキが欲しいなら、12月上旬までに予約しておきましょう。
- KFCはシーズン前から予約を受け付けています。24日に予約なしで行くと長い列になることも。
- マーケットで買ったプレゼントを持ってディナーに行くなら、大きな駅のコインロッカーが便利です。