桜はいつ咲く?
東京の桜の多くはソメイヨシノです。気象庁は靖国神社の標本木で5、6輪以上咲くと開花、約8割のつぼみが開くと満開を発表します。例年3月中旬から下旬に開花し、満開はその1週間ほど後なので、見頃は3月下旬から4月上旬になることが多いです。
ウェザーニュースなど民間の気象会社が年明けから開花予想を出し、春の気温に合わせて更新します。満開から散り始めまでは1週間ほどで、雨や強風があるともっと短くなります。しだれ桜はソメイヨシノより少し早く、八重桜は4月中旬ごろまで楽しめます。
東京の桜の名所
上野恩賜公園(JR上野駅公園口すぐ)はぼんぼりが並ぶ桜並木で、宴会の定番です。夜間は立ち入りできません。九段下駅近くの千鳥ヶ淵は水面に枝がせり出すお濠で、「千代田のさくらまつり」の期間は緑道がライトアップされ、ボートにも乗れますが行列は長めです。標本木のある靖国神社もすぐ近くです。
中目黒の目黒川は数キロにわたる桜並木にぼんぼりが灯り、座らずに歩いて楽しむ場所です。有料の新宿御苑は品種が多く、長い期間楽しめます。浅草の隅田公園は隅田川の両岸に桜が続き、スカイツリーと一緒に眺められる江戸時代からの名所です。代々木公園は広い芝生で若い人のピクニックが多く、吉祥寺の井の頭恩賜公園では池のボートから桜を見られます。青山霊園は静かな桜のトンネルを散歩する場所で、駒込の六義園は早めに咲く大きなしだれ桜で有名です。
さくらまつりと夜桜
区や地元の団体が開くさくらまつりでは、ぼんぼりが灯り、焼きそばや串焼きの屋台が出て、ステージがあることもあります。上野、隅田公園、目黒川がよく知られています。屋台は現金のみが多いので小銭を用意しておきましょう。
夜桜も楽しみのひとつです。千鳥ヶ淵、隅田公園、目黒川は見頃の時期に夜のライトアップがあり、六義園や新宿御苑は年によって別チケットの夜間特別公開を行っています。イベントは「雨天中止」「荒天中止」のことが多いので、天気が怪しい日は公式サイトの確認を。
混雑対策と公園のルール
どこも平日と早朝がいちばん空いています。満開の週末は午前中に場所が埋まり、目黒川や千鳥ヶ淵では一方通行の誘導が出ることもあります。橋の上では立ち止まらず、渡ってから撮影しましょう。新宿御苑は近年、混雑する週末に事前予約が必要になったことがあるので、出かける前に公式サイトを確認してください。
ルールは公園ごとに違うので、入口の掲示を読みましょう。都立公園では無人の場所取りは禁止で、代々木公園などではテントや大きなタープも使えません。新宿御苑は酒類と楽器の持ち込みが禁止、青山霊園はシートを敷いての花見ができません。枝を揺らしたり木に登ったりするのはやめましょう。
- ごみは持ち帰りが基本です。回収場所がはっきり示されている場合だけ利用しましょう。
- 上野や代々木のトイレは見頃に長い行列ができます。駅で済ませてから向かうと安心です。
- 上野駅や中目黒駅のコインロッカーは週末すぐ埋まります。
持ち物と天気
東京の春は天気が変わりやすく、暖かい昼でも夕方には冷え込みます。桜の時期にぶり返す寒さを「花冷え」と呼ぶほどです。夜まで座るなら、暖かい上着と地面の冷えを防ぐ敷物を持っていきましょう。
公園や川沿いの多くは無料で、新宿御苑と六義園は入園料が必要、ボートは別料金です。名所近くのコンビニでレジャーシートや飲み物も買えますが、混む日は品薄になります。
- レジャーシート、ウェットティッシュ、ごみ袋があればだいたい足ります。
- 満開の翌日に雨の予報なら、前日に行くのがおすすめです。