イルミネーションの季節
東京の冬のイルミネーションは、デベロッパーや商業施設、地元の商店会などが並木道や広場を光で彩るものです。クリスマスに合わせて企画されるものが多いものの、年明け以降も続くところが少なくありません。
点灯はたいてい11月上旬から中旬に始まります。12月25日で終わるもの、バレンタインデーや2月末まで続くものなど、終了時期は場所によってさまざまです。通り沿いのシャンパンゴールドの並木、芝生広場で音楽に合わせて光が動くショー、トンネルや噴水を備えた有料の大型施設まで、雰囲気もそれぞれ。テーマは毎年変わるので、前年の写真はあくまで参考程度に。
定番のスポット
まず挙がるのが丸の内です。東京駅と有楽町を結ぶ丸の内仲通りの並木が1キロ以上にわたってシャンパンゴールドに輝き、20年以上続く冬の恒例になっています。南へ少し歩けば、東京ミッドタウン日比谷周辺のイルミネーションもあります。六本木ヒルズのけやき坂は、光る並木の先に東京タワーが見える坂道で、歩いて10分ほどの東京ミッドタウンでは芝生広場の光の演出が例年行われています。
恵比寿ガーデンプレイスは、20年以上にわたって冬の顔となっているバカラの巨大シャンデリアで知られ、センター広場の金色の光の中に飾られます。汐留駅・新橋駅近くのカレッタ汐留では、地下の広場で音楽と連動したテーマのあるショーが例年開かれます。表参道は原宿から表参道にかけてのケヤキ並木が主に12月に点灯。新宿駅南口ではサザンテラスと周辺の建物が一体となった長いイルミネーションが、水道橋駅そばの東京ドームシティでは遊園地エリアを使った大規模な無料のイルミネーションが楽しめます。
少し足を延ばすなら、東京の西端、稲城市にある遊園地よみうりランドの「ジュエルミネーション」。関東でも屈指の規模で、入場には有料チケットが必要です。また近年は、目黒川の五反田から大崎にかけての区間で、家庭や店舗の廃食油を電力にしたピンク色のイルミネーションも行われています(桜で有名な中目黒エリアとは別の場所です)。
おすすめの時間帯と回り方
いちばんきれいに見えるのは日没直後の30分ほど。空にまだ濃い青が残り、写真でも光が映えます。12月の東京の日の入りは16時半ごろなので、早めに出かければ19時には夕食の席に着けます。
平日は週末よりずっと空いています。混むのはクリスマス前の2週間で、特に12月23日から25日は六本木や表参道で一年でいちばんの人出になります。1月、2月まで続く会場は落ち着いて見られます。
近いエリア同士は歩いてはしごできます。東京駅から丸の内仲通り、日比谷へ歩くコースは定番ですし、六本木ヒルズと東京ミッドタウンも組み合わせやすいペアです。恵比寿は渋谷からJR山手線で一駅なので、表参道のあとに寄るのもおすすめです。
- 点灯時間はイベントページで確認を。17時ごろ点灯し、22時や23時に消灯するところが多めです。
- 12月24日・25日にゆっくり歩きたいなら、18時前か夜遅めの時間帯がねらい目です。
- 強風などで点灯が短縮されることもあります。変更は公式サイトやSNSで告知されるのが一般的です。
マナーと写真撮影
多くの会場は公道なので、立ち止まらずに歩くのが基本です。けやき坂では、東京タワーを入れて撮ろうと横断歩道の上で立ち止まる人が近年問題になり、信号が変わると警備員が移動を促しています。撮影は坂の上や下からがおすすめです。
混雑する場所では三脚や自撮り棒が禁止されていることが多く、掲示がなくても人の流れの中での三脚は迷惑になります。入口の案内をチェックしましょう。スマートフォンのナイトモードでも十分きれいに撮れます。
東京の街なかにはゴミ箱が少ないので、飲み物のカップなどは小さな袋に入れて持ち帰りましょう。トイレは会場となっている商業施設の中がいちばん見つけやすいです。
料金と寒さ対策
通りや商業施設のイルミネーションは無料です。有料なのは遊園地や特別イベントが中心で、よみうりランドなどはオンラインの前売り券のほうが当日券より安いことが多いです。
東京の冬は乾燥して晴れの日が多いものの、夜は気温が数度まで下がり、丸の内や汐留のようなビル街では風が冷たく感じます。写真のために立ち止まっていると歩くより早く体が冷えるので、2時間ほど外にいるつもりで服装を選びましょう。
- 使い捨てカイロはどのコンビニでも手に入ります。ポケットや手袋に入れておくと安心です。
- 冬の自販機には温かい飲み物が並びます。赤い「あったか~い」の表示が目印です。
- 会場近くの屋台は現金のみのこともあるので、小銭や千円札を用意しておくと便利です。
- 終電は0時前後です。遅くまで点灯している会場に行くときは、帰りのルートを先に確認しておきましょう。