東京のハロウィンはどんな感じ?
日本では家々を回るトリック・オア・トリートはあまり一般的ではありません。ハロウィンはここ20年ほどで若い世代の仮装イベントとして広まり、かぼちゃスイーツや限定カフェ、商業施設の装飾も秋の定番になりました。仮装が一番多いのは10月31日に近い週末と当日です。
仮装はアニメやゲームのキャラクターが人気で、メイクやウィッグまで本格的に作り込む人も多くいます。グループでのおそろいや、ちょっとした笑いを狙った仮装もよく見かけます。
渋谷のいま:路上の人出とルール
渋谷のスクランブル交差点には、主催者のいないまま毎年大勢の仮装した人が集まってきました。飲酒トラブルやごみ、器物損壊が続いたため、渋谷区は抑制の方針をはっきり打ち出しています。2024年10月からは、渋谷駅周辺の指定区域で、道路や公園などでの飲酒が通年で午後6時から翌午前5時まで禁止です。罰則はありませんが、巡回員や警察から注意を受けます。
ハロウィン前後はさらに対策が強化されます。近年はハチ公像が数日間囲いで覆われ、コンビニなど周辺の店舗に夜間の酒類販売の自粛が要請され、警備員の増員と多数の警察官による誘導が行われています。2026年も区長は、駅周辺の路上に集まるのではなく、商店街や商業施設、クラブなど区内のイベントで楽しんでほしいと呼びかけています。
人の流れが移った新宿区でも、ハロウィンの夜に歌舞伎町と新宿三丁目の一部で路上飲酒を禁止する条例が定められています。それでも渋谷の様子を見たい場合は、早めの時間に行き、立ち止まらず、路上では飲まないようにしましょう。
- 交差点の真ん中で立ち止まって撮影するのはやめましょう。人の流れが止まると危険なため、警察が誘導しています。
- ごみは持ち帰りが基本です。ごみ箱は少なく、ごみ問題は規制強化の大きな理由のひとつです。
行く価値のある主催イベント
コスプレをするなら「池袋ハロウィンコスプレフェス」が代表格です。10月末の数日間、サンシャインシティや池袋駅周辺の通り、公園が撮影エリアになります。豊島区やアニメイト、サンシャインシティなどの実行委員会が主催する、国内最大級のハロウィンイベントです。コスプレ参加には登録チケットと公式更衣室の利用が必要で、カメラで撮影する人も事前にカメラマン登録チケットを購入します。普段着で見て回ることもできます。
千葉県浦安市の東京ディズニーリゾートでは、例年9月中旬から10月31日までハロウィンイベントが行われ、フル仮装は決められた期間のみ可能です。パーク内に更衣スペースはないため、自宅や宿泊先で着替えて来園します。多摩市のサンリオピューロランドも例年ハロウィンイベントを開催しており、全館屋内なので雨の日でも安心です。
渋谷、六本木、新宿のクラブやバーでは、仮装コンテストや仮装割引のあるハロウィンパーティーが開かれます。家族連れなら、六本木ヒルズで長年続く子ども向けのハロウィンパレードや、商店街や商業施設の昼間のお菓子配りイベントがおすすめです。
コスプレのマナーと人混みでの安全
コスプレイベントのルールは細かいので、事前に目を通しておきましょう。たとえば池袋では、仮装での来場や帰宅は禁止、模造の武器は移動中は袋に入れる、顔を隠すマスクやヘルメットは撮影エリア以外では着けない、本物の警察や軍の制服は禁止、撮影やSNS投稿には相手の同意が必要です。イベント以外でも、駅やお店のトイレでの着替えは避け、電車では長い小道具をしまいましょう。
ハロウィンの夜に一番注意したいのは人混みです。駅の出入口付近や細い路地の混雑は避け、スマホの電池が切れたときのために待ち合わせ場所を決めておきましょう。身動きが取りにくくなったら早めに離れるのが安全です。警察官に移動を求められたら、素直に従いましょう。
- コスプレ登録は早めに。大きなイベントは数週間前から販売が始まります。
帰り方、天気、服装
東京の電車の多くは午前0時から0時半ごろが終電で、ハロウィンの終夜運転はありません。出かける前に終電を確認しておきましょう。深夜の渋谷周辺は駅が混み合い、タクシーもつかまりにくいので、遅くまで過ごすならカラオケやネットカフェ、ホテルの当てをつけておくと安心です。
10月下旬の夜は15度前後まで冷えることが多く、雨の日も少なくありません。薄手の衣装は日が暮れると寒いので、羽織るものを持っていきましょう。着替えや荷物はコインロッカーが便利ですが、ハロウィンの週末は大きな駅のロッカーがすぐ埋まるので、早めに確保してください。
- 乗換アプリで終電の時刻を先に調べておきましょう。
- イベントに「雨天中止」とあれば雨で中止です。当日に公式ページを確認しましょう。