東口と西口:池袋の歩き方
池袋駅は日本でも指折りの乗降客数を誇る駅です。JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン、東京メトロ丸ノ内線・有楽町線・副都心線、西武池袋線、東武東上線が乗り入れています。「東にあるのが西武、西にあるのが東武」というのは地元でおなじみのネタです。
東と西で街の雰囲気が違います。東口側にはアニメショップ、サンシャインシティ、映画館や劇場、カフェが入るHareza池袋があります。西口側には東京芸術劇場、池袋西口公園、毎日落語が聴ける数少ない寄席のひとつ、池袋演芸場があります。多くのイベントは使う出口を案内しているので、その指示に従うのが近道です。
- 降りる前に出口を決めておきましょう。混雑した日に駅の地下を東西に横断すると10分ほどかかることもあります。
- 週末は駅構内のコインロッカーがすぐ埋まります。出口の外や大きなビルのロッカーも候補に。
サンシャインシティ:展示ホール、水族館、ナンジャタウン
サンシャインシティへは、東口からサンシャイン60通りを東へ歩くか、有楽町線の東池袋駅から地下通路で数分です。ひとつの施設にたくさんの見どころが詰まっています。ワールドインポートマートビルの屋上にはサンシャイン水族館があり、屋外の水槽や季節ごとの特別展が楽しめます。60階のサンシャイン60展望台てんぼうパークは高さ約251m。ほかにもコニカミノルタプラネタリウム満天、演劇のサンシャイン劇場、アニメの展示やホビー・同人系の即売会、見本市が開かれる展示ホールがあります。
バンダイナムコの屋内テーマパーク、ナンジャタウンには餃子のフードテーマパークもあり、数か月ごとにアニメとのコラボを開催していて、コラボメニューや特典があります。同じ施設内にはポケモンセンターメガトウキョーとピカチュウスイーツ by ポケモンカフェ、専門店街アルパの地下には小さなステージイベントに使われる噴水広場があります。夏には40年以上続く盆踊り大会もあり、観光客も気軽に輪に加われます。
- ポケモンセンターメガトウキョーは入店制限を行っていたことがあります。出かける前に公式サイトで予約の有無を確認しましょう。
- 水族館と展望台は平日の午前中がいちばん空いています。雨の週末はすぐに混み合います。
乙女ロード、アニメイト、コラボカフェ
乙女ロードは、サンシャインシティの西側、首都高沿いに続く通りで、同人誌やキャラクターグッズ、声優関連のグッズを扱う、主に女性ファン向けの店が並んでいます。東口近くにはアニメイト池袋本店があり、何フロアにもわたるグッズ売り場とイベントスペースがあります。エヴァンゲリオンの公式ストアなど、作品ごとのオフィシャルショップもあります。
池袋は、おそらく東京でいちばんコラボカフェが多いエリアです。アニメイトやカプコン、GiGO、コラボカフェのチェーンなどが運営するカフェが数週間ごとにテーマを替え、コラボメニューとランダム特典、人気作品は時間枠の予約制、という形で営業しています。購入直後にダブった特典を交換するのも、池袋ではおなじみの光景です。
- 特典の交換は、店の入口や階段から離れた場所で。入口がふさがるのをお店は嫌がります。
- 新作グッズは1人あたりの購入制限があることが多いです。カゴに入れる前に棚の掲示を確認しましょう。
一年のお祭りとコスプレイベント
いちばん大きいのは、10月末ごろに数日間開かれる池袋ハロウィンコスプレフェスです。東口側の通りや公園、サンシャインシティがコスプレエリアになり、メインステージは中池袋公園に置かれます。コスプレをするには更衣室の利用がセットになったコスプレ登録チケットが必要で、コスプレ姿での来場・帰宅は禁止です。普段着での見学は無料で、近年は大人限定の夜の部も開かれています。
池袋には地元のお祭りもあります。9月下旬には西口周辺を中心に地域の秋祭り「ふくろ祭り」が、10月には「東京よさこい」が開かれ、池袋西口公園をはじめ区内各地のステージにチームが集まります。南へ少し歩いた雑司ヶ谷鬼子母神では、原則毎月第3日曜に「手創り市」が開かれ、古い木々の下で作り手が器や布小物、クラフトを販売します。8月は休みで、雨の日は中止です。
- ハロウィンコスプレフェスのコスプレ登録チケットは数週間前から販売されます。参加するなら早めに確保を。
- 手創り市の雨天中止は、当日朝7時までに公式Xで告知されます。
- ハロウィンコスプレフェスでは、カメラでコスプレイヤーを撮影するにはカメラマン登録チケットが必要です。通りすがりにスマホで撮る程度なら不要です。
西口:劇場、コンサート、夜の過ごし方
西口のすぐそばにある東京芸術劇場は、1990年に東京都が開館した文化施設です。コンサートホールは東京のオーケストラがよく公演する主要なホールのひとつで、プレイハウス、シアターイースト、シアターウエストでは演劇やダンス、オペラが上演されます。隣の池袋西口公園には野外劇場グローバルリングシアターがあり、豊島区がヴァイオリンのリサイタルからオーケストラまで無料の公演を一年を通して開いているほか、ストリートカルチャーや民俗芸能のイベントもあります。無料でも予約が必要な場合があるので、事前に確認しましょう。
池袋は夜遅くまでにぎやかで、東口にも西口にも手ごろな飲食店、小さなライブハウス、カラオケがたくさんあります。終電は0時前後で、私鉄の一部はもう少し早めです。のんびりしたいなら、東京に残る唯一の都電、東京さくらトラム(都電荒川線)がサンシャインシティの近くに停まり、雑司が谷を通っていきます。もう一日アニメの街を歩くなら秋葉原へ。
- グローバルリングでの区の無料公演は豊島区の公式サイトで告知され、予約リンクが付いていることも多いです。
- 池袋演芸場は昼の部と夜の部があり、たいてい当日券で入れます。