フードフェスの仕組み
ほとんどのフェスは入場無料で、料理や飲み物ごとに支払います。会場の券売所で食券を買い、各店で一杯と引き換える方式も多く、東京ラーメンフェスタは食券1枚でラーメン1杯、開催前には前売り券も販売されます。各ブースで直接払うフェスもあり、トッピングなどの追加分はブースで現金払いということもあります。
近年はキャッシュレス化が進み、券売所ではクレジットカードや交通系IC、QR決済が使えることが増えました。ただ個々の屋台は対応がまちまちなので、千円札と小銭を少し持っておくと安心です。ビールのフェスでは最初の注文時にグラスの預り金がかかり、返却すると戻ってくる方式がよくあります。席は長机とベンチの相席が基本。空いている席に座り、食べ終えたら片付けて次の人へ。
- 前売りの食券があるなら事前購入を。行列がひとつ減り、当日券の売り切れも避けられます。
- 現金のみの屋台に備えて、千円札と小銭を用意しておきましょう。
一年の定番フェス
野外シーズンの幕開けはゴールデンウィーク。和牛丼やステーキ、世界の肉料理が集まる「肉フェス」は、近年GWにお台場の特設会場で開かれています。オクトーバーフェストは10月だけではありません。オクトーバーフェスト実行委員会のシリーズはドイツビールの祭典を都内各地で開き、例年GW前後のお台場、9月の芝公園が定番で、過去には日比谷公園の噴水広場やららぽーと豊洲でも開かれました。
初夏には日本酒造組合中央会が主催する「日本酒フェア」があり、全国の千を超える銘柄が2日間集まります。例年は都内開催(2026年は池袋サンシャインシティ)ですが、会場が変わる年もあるので事前に確認しましょう。チケットは前売り制で、完売した年もあります。夏は百貨店の屋上やホテルのテラスにビアガーデンが開き、時間制の飲み放題プランが中心なので予約がおすすめです。
本番は秋。2022年まで「東京ラーメンショー」の名で開かれていた東京ラーメンフェスタが、長年10月下旬から11月上旬に駒沢オリンピック公園で開かれ、全国のラーメン店が集まってきました。ただし駒沢での開催は2026年が最後と発表されているので、今後の会場は公式サイトで確認しましょう。過去には中野四季の森公園で秋に餃子フェスも開かれ、同じ時期には各地の公園でグルメイベントやマルシェが増えます。
代々木公園イベント広場
代々木公園のイベント広場(野外ステージやNHKホール側)では、暖かい季節ならほぼ毎週末なにかのフェスが開かれています。大使館や在日コミュニティと開く各国のフェスティバルが多く、その国の料理や飲み物の屋台、音楽や踊りのステージ、雑貨の出店が並びます。入場は無料です。
いちばん有名なのは5月のタイフェスティバルで、週末の2日間で数十万人がパッタイやグリーンカレー、タイビールを目当てに訪れます。台湾フェスタは例年7月下旬、ベトナムやラオスのフェスティバルは春の終わりから初夏にかけて開かれてきました。4月のアースデイ東京も過去にこの公園で開かれています。原宿駅や渋谷駅から歩いて10〜15分ほどで、晴れた土曜は昼前から混み合います。
- 正午前の到着がおすすめ。人気の屋台は昼から長い列になります。
- 公園のトイレも大きなフェスでは行列に。駅で済ませてから向かうと楽です。
混雑を避けるコツ
初日の週末と連休はどのフェスもいちばん混みます。平日に行けるならそれが一番で、平日でも昼の人気店には列ができますが、週末の有名店は1時間以上待つのも珍しくありません。1日の中では、開場直後と14時〜16時ごろが昼や夕方より落ち着いています。
グループで行くなら、ひとりが席を確保し、ほかの人が別々の列に並んでシェアするのが効率的です。前半・後半で店が入れ替わるフェスもあるので、出店リストは公式サイトで事前に確認を。
雨、ごみ、持ち物
フードフェスの多くは小雨なら開催します。告知の「雨天決行」は雨でも開催、「雨天中止」は雨なら中止、「荒天中止」は台風や嵐のときだけ中止という意味です。東京ラーメンフェスタも雨天決行。雨の日は列が短くなることもありますが、席はほとんど屋根なしなので、折りたたみ傘かレインウェアを。
大きなフェスでは分別のごみステーションがあり、スタッフが案内してくれます。カップや器、割り箸は表示どおりに分けましょう。席からごみ箱が遠いこともあるので、小さな袋がひとつあると便利です。ウェットティッシュ、ハンカチ、夕方用の羽織りものがあれば十分です。
- 出かける前に「フェス名+雨天」で検索すると雨天時の対応がわかります。
- ごみ袋とウェットティッシュを持参。手洗い場は多くありません。