5月の気候と服装
5月は暖かく晴れの日が多く、屋外で長く過ごしやすい季節です。気象庁の平年値では、日中の最高気温は21℃から25℃ほど、朝晩は13℃から17℃ほどで、月末には夏のような午後もあります。6月の梅雨を前に、月の後半から少しずつ湿度が上がってきます。
まさに新緑の季節で、明治神宮の杜、表参道のケヤキ並木、新宿御苑や代々木公園の広い芝生がいちばん明るく見えるころです。服装は、昼は半袖や薄手のシャツ、夕方や冷房の効いた電車用に薄いジャケットかカーディガンを。気温以上に日差しが強いので、祭りや屋外の行列には帽子と日焼け止めが欠かせません。
- 祭りの日は何時間も屋外に立つことになります。暑さを感じなくても、日焼け止め、帽子、水を持っていきましょう。
- 夜は外で食事をするのにちょうどいい気温ですが、川沿いや屋上では羽織るものがあると安心です。
ゴールデンウィークとこどもの日
ゴールデンウィークは5月に終わります。4月29日の昭和の日に続いて、5月3日の憲法記念日、4日のみどりの日、5日のこどもの日が並び、どれかが日曜に当たると翌平日、多くは5月6日が振替休日になります。お店や飲食店、観光施設、多くの美術館・博物館は営業していますが、銀行や郵便局の窓口、区役所は祝日は休みです。観光地やテーマパーク、新幹線は春でいちばん混み、宿泊料金も上がります。
こどもの日の前後は、川や団地のベランダ、公園の上をこいのぼりが泳ぎます。東京タワーのふもとでは、タワーの高さにちなんだ333匹のこいのぼりが2009年から毎年春に飾られています。和菓子屋には柏餅が並び、銭湯の中には菖蒲湯を用意するところも。府中の大國魂神社では、くらやみ祭が5月6日まで続き、5日の夜には大太鼓に先導された8基の神輿が渡御します。
- 連休中の平日は、祝日そのものより空いていることがよくあります。
- 連休明けの1週間は、春でいちばん観光しやすい時期のひとつ。宿泊料金も落ち着きます。
三社祭と神田祭
5月半ばは、江戸から続く大きな祭りが最高潮を迎えるころです。神田祭は秋葉原と御茶ノ水のあいだにある神田明神の祭りで、江戸三大祭りのひとつに数えられます。本祭は西暦の奇数年で、土曜には装束姿の長い行列が都心を巡る神幸祭、週末には町内の神輿が次々と神社に宮入りします。偶数年は同じころに神事を中心とした小規模な祭りになります。
5月の第3週末は浅草の三社祭です。浅草寺のすぐ隣にある浅草神社の祭りで、金曜から日曜までの3日間行われます。土曜には町内神輿およそ100基が浅草を練り歩き、日曜には本社神輿3基が早朝に宮出しされ、日が暮れてから宮入りします。東京でも指折りの混雑する週末なので、脇道で待って神輿が来るのを迎えるのが楽です。
- 見物は沿道の端から。担がれている神輿は大きく揺れ、人波も一緒に押し寄せます。
- 屋台は現金のみが多く、ゴミ箱もほとんどありません。小銭とゴミ袋を持っていきましょう。
- 祭りの通り沿いはトイレが少なめです。駅やコンビニで先に済ませておくと安心です。
大相撲五月場所
五月場所(夏場所)は、年3回ある東京場所の2回目です。両国国技館で15日間行われ、例年5月の第2日曜日が初日です。チケットは場所のおよそ5週間前から公式の「チケット大相撲」で発売され、英語版もあります。ここ数年の東京場所は完売が続いていて、週末と終盤の日から先に売り切れます。
チケットは一日中有効です。午前中は空席の目立つ館内で下位の取組が進み、多くの人は午後早めに入って幕内土俵入りとそれに続く取組を見ます。打ち出しは18時少し前です。チケットが取れなくても、NHKが毎日午後に幕内の取組を生中継していますし、元力士が開いた店も多い両国のちゃんこ料理は、それだけで足を運ぶ価値があります。
バラ、ビアガーデン、公園のフェス
藤のあとはバラの季節です。北区の旧古河庭園では、石造りの洋館の前の斜面に約100種のバラが植えられたテラス式の洋風庭園と、その下に日本庭園が広がり、春のバラフェスティバルが開かれます。豊島区では都電荒川線の線路沿いに「大塚バラロード」が続き、1,000株を超えるバラが咲きます。
公園の週末イベントも続きます。代々木公園ではここ数年、5月の第2週末にタイフェスティバルが開かれ、その後もシーズンを通して各国のフェスやグルメイベントが続きます。多くは入場無料で、料理ごとに支払う形式です。5月下旬からは新宿や池袋などターミナル駅のデパート屋上でビアガーデンが開き、9月末まで営業します。屋上は雨だと休みになることが多いので、当日に確認しましょう。
- バラは例年5月の前半から半ばが見頃です。日差しが強くなる前の午前中がおすすめです。
- ビアガーデンは90分か120分の飲み放題プランが中心です。金曜の夜は予約しておきましょう。