東京の一年の天気
春はおだやかですが、3月の夜はまだ冷えるので、夜のイベントには軽い上着があると安心です。関東甲信の梅雨は例年6月上旬に始まり、7月の第3週ごろに明けます。土砂降りが続くというより、どんよりした小雨の日が多く、湿度は75%前後になります。夏は8月いっぱい暑く、平均最高気温は31℃前後、夜も24℃近くまでしか下がりません。
雨量がいちばん多いのは、実は9月と10月です。秋雨前線と台風の影響ですが、10月はさわやかな晴れの日も多くあります。11月は野外イベントにいちばん向いている月のひとつです。12月から2月の冬は乾燥して晴れの日が多く、日中の最高気温は10から12℃ほど、夜は0℃近くまで下がります。東京の野外イベントは夜に行われるものが多いので、昼ではなく夜の気温に合わせて服を選びましょう。
告知に出てくる雨の言葉
野外イベントの告知には、雨のときにどうするかが日付の近くに短く書かれています。下の言葉を覚えておけば、ほとんどのポスターが読めます。当日朝に公式サイトやSNSで「開催可否」を発表するイベントも多く、発表時刻があらかじめ決まっていることもあります。
「雨」と「荒天」は別物です。普通の雨なら開催するお祭りも多く、止まるのは台風や大雨警報、雷などの荒天のときです。延期の代表は花火大会で、強風や大雨では打ち上げられないため、多くの大会が予備日を設けています。
- 雨天中止:雨が降ったら中止。
- 雨天決行:雨でも開催。
- 小雨決行:小雨なら開催。強い雨では中止になることもあります。
- 荒天中止:台風などの荒れた天気のときだけ中止。
- 順延:翌日や、あらかじめ決めた予備日に延期。
夏の暑さ:アラート、水分、時間帯
東京の夏は日が暮れても蒸し暑く、何時間も人混みに立つ野外のお祭りでは熱中症が本当に危険です。目安になるのが、気温と湿度、日射などを組み合わせた暑さ指数(WBGT)です。暑さ指数が33以上と予測されると熱中症警戒アラートが発表され、発表は前日の午後5時と当日の午前5時です。運用期間は4月下旬から10月下旬までで、2024年からはさらに危険な暑さに対する熱中症特別警戒アラートも加わりました。
アラートが出た日は、外での予定を夕方以降にずらしましょう。夏祭りや盆踊りの多くはもともと夕方から始まります。のどが渇く前に水分をとり、塩分も少し補い、帽子や日傘を使い、冷房の効いたお店や駅でこまめに休憩を。コンビニや自販機はどこにでもあるので、大量の水を持ち歩くより、こまめに買う習慣のほうが大切です。
- 冷感タオルやネッククーラー、うちわは夏のあいだコンビニやドラッグストアで手に入ります。
- 前の晩にお茶のペットボトルを凍らせておくと、夕方のお祭りでも長く冷たいままです。
- めまいがしたり汗が止まったりしたら、日陰か冷房の効いた場所に移り、スタッフに伝えましょう。
台風、雪、地震
東京周辺に台風が来やすいのは8月から10月です。数日前から予報が出るので、たいていは事前にわかります。野外イベントは中止や延期になり、JR東日本などの鉄道会社は、運休する路線と時間を前日に「計画運休」として発表することがよくあります。夜に台風が近づく予報なら、遅い電車で帰れるとは考えないほうが安全です。通過するまでは屋内で過ごしましょう。強い風の中では傘は役に立ちません。翌日は晴れて暑くなることがよくあります。
都心で雪が積もることはまれですが、数年に一度の数センチの雪でも電車が遅れ、道路の一部が通行止めになり、夜のイベントが短縮されることがあります。地震は季節を問わず起こります。強い揺れの数秒前にスマートフォンから緊急地震速報の大きな音が鳴ることがあります。頭を守ってその場にとどまり、出口に殺到せずスタッフの指示に従いましょう。観光庁の「Safety tips」アプリは地震や津波、気象の警報を多言語で知らせてくれるので、海外から来た友人にも教えてあげてください。
どこで確認するか、払い戻しはどうなるか
天気は、気象庁のサイトで警報や台風の進路、予報を確認できます。日本語を含む15言語に対応しています。tenki.jpは1時間ごとの予報や雨雲レーダーが見やすく便利です。イベント自体の情報は、公式サイトと公式のXやInstagramが当日の中止をいちばん早く伝えます。電車は各鉄道会社の運行情報ページを見ましょう。
払い戻しのルールは主催者やチケット販売元によって違いますが、おおまかな傾向は共通しています。主催者が中止を決めた場合は、購入したところから払い戻されるのが一般的で、数週間かかることもあります。延期の場合は、チケットがそのまま振替日に使えて、行けない人には払い戻しが用意されることが多いです。イベントが開催されたのに、雨や電車を理由に自分で行かなかった場合は、基本的に払い戻しはありません。購入前にチケットページの払い戻しに関する注意を読んでおきましょう。
- 前日のうちにイベントの公式アカウントをフォローしておくと、発表を見逃しません。
- 無料の野外イベントは払い戻しがないぶん、雨の日の代わりの予定を考えておくと安心です。