スカイツリーとは
2012年に、自立式電波塔として世界一の高さで開業しました。東京の地上デジタル放送を送る塔です。634メートルという高さは「むさし」と読めるように決められ、かつて東京一帯を含んでいた武蔵国にちなんでいます。設計は日建設計、施工は大林組です。
スカイツリーは下町の塔でもあります。ライティングは江戸の美意識をもとにデザインされ、隅田川の水面を思わせる淡いブルーの「粋」と、伝統色の江戸紫を基調にした「雅」が代表的です。毎晩そのどちらか、または特別な演出の光が、東京の東側のあちこちから見えます。
地上から450メートルまでの見どころ
入口はチケット売り場のある4階で、高速エレベーターで天望デッキへ上がります。最上階のフロア350は高さ5メートルを超えるガラスが360度を囲み、パノラマ映像を上映する「SKYTREE ROUND THEATER」もあります。ひとつ下のフロア345にはレストラン「Sky Restaurant 634」とショップ、フロア340には足元が見えるガラス床と「SKYTREE CAFE」があります。
さらに別のエレベーターで天望回廊へ。地上445メートルから450メートルまで、塔の外側をゆるやかにらせん状に上るチューブ型のガラスの回廊です。到達点の「ソラカラポイント」が、来場者が立てる最高地点です。晴れた日には約70キロ先まで見わたせ、空気の澄んだ日、とくに冬には西に富士山が見えます。
地上の東京ソラマチには約300の店とレストランが入っています。5・6階のすみだ水族館は完全屋内型で、開放的なペンギンのプール水槽や東京の島々の海をテーマにした大水槽があります。イーストヤード7階にはコニカミノルタプラネタリウム「天空」、9階には郵政博物館があります。
- フロア340のガラス床はいちばん人気の撮影スポットです。朝の開場直後は比較的すいていることが多いです。
- 帰りは5階のショップを通って出るので、おみやげは最後にまとめて買えます。
スカイツリーの一年
スカイツリーは季節ごとに表情を変えます。展望台には季節の装飾や期間限定のカフェメニューが登場し、秋の装飾のあとは11月初めから冬にかけてクリスマスの装飾に替わります。夜のライティングも祝日やイベントに合わせて特別な演出になります。「粋」「雅」と並ぶ基本のライティングには、祭りの幟をイメージしたオレンジ系の「幟(のぼり)」もあります。
7月最終土曜日にはすぐ上流で隅田川花火大会が開かれ、近年は花火の夜に展望台の特別営業が行われてきました。入場者数は限られ、多くは公式サイトでの抽選販売です。元日には初日の出の特別営業もあり、こちらも限られたチケットを事前に、主に秋のインターネット抽選で販売します。地上のソラマチでは、イベントやポップアップショップ、季節の催しがよく開かれています。
チケット、時間帯、混雑
チケットは当日も買えますが、日時を指定するWeb購入のほうがお得です。購入の列に並ばず専用レーンから入れるうえ、4階の窓口や券売機で当日に買うとかかる1枚ごとの手数料も不要です。天望デッキのみの券と、2つの展望台に上れるセット券があります。天望回廊は当日、天望デッキ内の券売機で追加することもできます(混雑時は販売停止の場合あり)。土日祝は料金が高めです。
混むのは土日祝と日没前後の時間帯で、平日の午前がいちばん落ち着いています。遠くまで見たいなら空気の澄む寒い季節の早い時間、夜景なら日が暮れてからがおすすめです。低い雲がかかる予報の日は塔の上部が雲の中に入ることもあるため、何週間も前ではなく当日の朝に天気を見て買う人もいます。
公式サイトでは混雑予想とその日の営業時間を公開しています。最終入場は営業終了の1時間前です。2つの展望台を回るなら1時間半から2時間が目安です。
- 夜にガラス越しに写真を撮るなら暗い色の服で。明るい服は窓に映り込みます。
- 5歳以下は無料で入場できます。
- 週末の日没前後の枠はいちばん人気なので、早めの予約がおすすめです。
アクセスと周辺
東武スカイツリーラインのとうきょうスカイツリー駅は塔のすぐ足元で、浅草駅から約3分です。半蔵門線、都営浅草線、京成線の押上(スカイツリー前)駅からも、出口を出るとそのままスカイツリータウンです。
浅草からは歩いて20分ほど。おすすめは東武線の鉄橋に沿って隅田川を渡る歩道橋「すみだリバーウォーク」で、浅草駅の近くから川を越え、北十間川沿いの高架下に店やカフェが並ぶ「東京ミズマチ」へ続きます。川沿いの隅田公園は、4月初めの定番の花見の散歩道です。南へ少し行けば、江戸東京博物館や国技館のある両国です。
- 朝は浅草、昼は川沿い、夕方にスカイツリーという回り方なら1日で無理なく楽しめます。
- 霞んでいる日は天望デッキだけの券にして、眺めがよければ館内で天望回廊を追加するのも手です。