東京の年末年始の流れ
多くの会社は12月末から1月3日ごろまで休みです。大晦日は年越しそばを食べて紅白歌合戦を見て、日付が変わるころ近所のお寺や神社へ、という家庭が多く、大規模な路上パーティーはほとんどありません。三が日は初詣の時期で、4日ごろから日常に戻りますが、松の内のあいだは神社もにぎやかです。
大晦日:除夜の鐘とカウントダウン
年越しの定番は、煩悩の数とされる108回の鐘をつく除夜の鐘です。芝公園の増上寺ではライトアップされた東京タワーを背に鐘が響き、22時ごろから人が集まります。年によっては0時に風船を飛ばすこともあります。浅草寺の鐘は信徒の会の会員がつくため、一般の人は聞く側です。池上本門寺(大田区)のように整理券を配って参拝者が鐘をつけるお寺もあります。
カウントダウンなら、近年は新宿の東京都庁でプロジェクションマッピングのカウントダウンが開かれ、入場は事前抽選制です。六本木や渋谷のホテル、クラブの有料パーティーもあり、年末には千葉の幕張メッセで「COUNTDOWN JAPAN」も開かれます。渋谷スクランブル交差点では数年にわたり公式カウントダウンがなく、近年は大晦日18時から元日5時まで駅周辺の路上飲酒が禁止され、ハチ公像も囲われています。人は集まりますが、イベントはなく警察が誘導しています。
- 参拝者が鐘をつけるお寺は先着順が多いので、案内の時刻より早めに。
- 増上寺や明治神宮は0時近くに身動きがとれなくなります。23時ごろまでに居場所を決めておくと安心です。
- ホテルやクラブのカウントダウンは12月中に売り切れがちです。
初詣の楽しみ方
原宿の明治神宮は全国一の参拝者数で、三が日におよそ300万人が訪れ、大晦日は夜通し開いています。浅草寺では仲見世を抜け、常香炉の煙を浴びてから本堂に並びます。秋葉原に近い神田明神は商売繁盛で知られ、仕事始めには会社単位の参拝でにぎわいます。落ち着いて参りたいなら赤坂の日枝神社もおすすめです。
大きな神社では警察や係員が参拝者を区切って進め、後ろからお賽銭を投げる人も多いです。神社は二礼二拍手一礼、お寺は手を合わせるだけです。おみくじは凶なら結び所に結び、吉なら持ち帰るのが一般的。お守りは一年ほどが目安なので、昨年のものは古札納所に納めましょう。
- 元日の早朝か4日以降なら、0時前後よりずっと空いています。
- お賽銭の小銭と屋台用の現金を用意。屋台はカード不可が多いです。
- 原宿駅や浅草駅のコインロッカーは三が日すぐ埋まります。荷物は少なめに。
初日の出、一般参賀、新春の舞台
東京の元日の日の出は7時少し前です。東京スカイツリーは例年、元日早朝に限定数の事前販売チケットで特別営業を行い、年によっては都庁の展望室が抽選で開放されることもあります。高尾山では薬王院で0時から護摩が焚かれ、山頂で初日の出を待つ人でにぎわいます。
1月2日は皇居で新年一般参賀があり、皇族方が宮殿のベランダに何度かお出ましになります。無料で手荷物検査があり、行列も長くなります。1月上旬には東京消防庁の出初式があり、はしご乗りが見られます。夜はウィンナワルツを盛り込んだニューイヤーコンサート、歌舞伎座の新春公演、寄席の初席などが楽しめ、1月中旬には両国国技館で初場所が開かれます。
三が日の営業、電車、服装
三が日は個人の飲食店や小さなお店、美術館などが休むことが多く、コンビニやチェーン店、駅ナカは営業しています。百貨店は元日休業で2日から初売りが一般的ですが、近年は3日に移した大手もあります。人気の福袋は開店後すぐ売り切れ、ネット予約や抽選で売る店も増えました。
近年の大晦日はJR東日本が山手線など主要路線で終夜運転を行う一方、東京メトロは2020年度以降、終夜運転をしていません。各社の発表は12月に出るので必ず確認を。夜は氷点下近くまで冷え、行列では長くじっと立つことになります。重ね着に帽子と手袋を。
- 必要なものは大晦日までに。スーパーも三が日は短縮営業が多いです。
- 三が日に営業する飲食店は正月料金や特別メニューのことがあります。
- 年末年始はホテル代が上がるので、遠方からなら早めの予約を。