8月の東京はどんな感じ?
8月は東京でいちばん暑い月です。平年の最高気温は31℃前後、最低気温は23〜24℃ほどですが、近年は35℃を超える猛暑日も当たり前になりました。湿度が高いので、スマホに表示される数字よりも暑く感じ、夜になってもほとんど涼しくなりません。午後には急に雷雨になり、30分ほど激しく降ってすぐにやむこともよくあります。
計画の中心は暑さ対策です。危険な暑さが予想される日には、環境省と気象庁が前日の夕方や当日の早朝に「熱中症警戒アラート」を発表します。歩き回るのは午前中に、いちばん暑い時間帯は美術館や百貨店、ショッピングモールで過ごし、日が沈んでからまた出かけるのがおすすめです。お祭りの多くはもともと夕方からです。区が指定するクーリングシェルターやコンビニも、少し涼むのにちょうどいい場所です。
- のどが渇く前に水分をとり、塩分も忘れずに。スポーツドリンクや塩飴はどこでも買えます。
- 日傘は男女問わず普通に使われています。晴雨兼用の折りたたみ傘が便利です。
- めまいや頭痛を感じたらすぐ日陰で休み、駅員や店員に声をかけましょう。
花火大会、盆踊り、踊りのパレード
8月最初の週末は花火シーズンでもっとも忙しい時期で、同じ夜に大きな大会がいくつも重なることもあります。対岸の市川と同時に開かれる江戸川区花火大会、埼玉側の戸田と同じ夜に行われるいたばし花火大会は都内有数の規模で、都心なら球場などに有料席が設けられ、ライブも楽しめる神宮外苑花火大会があります。多くは暗くなる19時ごろに始まり、1時間ほど続きます。
お盆のころには、お寺の境内や公園、商店街で盆踊りが開かれ、誰でも輪に加われます。門前仲町駅近くの富岡八幡宮で行われる深川八幡祭りは、沿道の観客が神輿の担ぎ手に水をかける「水かけ祭り」として知られ、3年に一度の本祭りはひときわ大規模です。8月上旬には、阿佐ケ谷駅前のアーケードに大きなはりぼてが吊るされる阿佐谷七夕まつりもあります。
月末は踊りで締めくくられます。東京高円寺阿波おどりは、8月下旬の週末にJR高円寺駅周辺の通りへ約1万人の踊り手が繰り出し、約100万人が見物に訪れます。浅草サンバカーニバルや原宿のスーパーよさこいも、8月下旬の週末に重なることがよくあります。
- 高円寺は道が狭く、すぐに人でいっぱいになります。開始前に着いておき、混雑する角では警察の誘導に従いましょう。
- 大きなパレードが同じ週末に重なることもあります。移動には思った以上に時間がかかるので、1晩に1つが現実的です。
- 「小雨決行」は小雨なら開催、「雨天中止」は雨なら中止という意味です。
コミケ、サマソニ、涼しい屋内の楽しみ
夏のコミックマーケットは、8月中旬ごろの週末に東京ビッグサイトで開かれる、同人誌やイラスト、二次創作の巨大な即売会です。近年は大人の入場に日付ごとのチケットやリストバンドが必要で、多くは事前販売です。待機列の多くは海沿いの屋外のコンクリートの上なので、炎天下の屋外イベントのつもりで準備しましょう。同じころ、千葉の幕張ではSUMMER SONICも開かれます。
8月は屋内で過ごす予定を立てるのにもいい月です。学校が夏休みなので、美術館や水族館、百貨店では家族向けの夏の企画展やイベントが多く、キャラクターやアニメのポップアップストアもあちこちに出ます。週末の午後より平日の午前のほうがずっとすいています。
- コミケには水、塩分のとれるお菓子、帽子、タオル、そしてサークルで使う細かいお金を持っていきましょう。
- 人気の夏の展覧会は日時指定のオンラインチケット制が多いです。午前の枠を取れば暑さも混雑も避けられます。
山の日、お盆休み、混雑
8月11日は山の日で祝日です。日曜日に当たる年は翌月曜日が振替休日になります。続く8月13日から16日ごろがお盆休みで、全国で多くの人が夏休みを取り、帰省します。東京への影響は二通りです。通勤電車やオフィス街はぐっと静かになり、個人経営の飲食店や小さな店の中には数日休むところもあります。一方で新幹線や空港、高速道路、郊外の行楽地は1年でもっとも混み合います。
8月に国内を移動するなら、新幹線の指定席やホテルは早めに押さえ、下りのピークになりやすい13日前後と、Uターンが集中する15日・16日の移動はなるべく避けましょう。お盆の時期はホテル代や航空券も高くなります。東京の中で過ごすぶんには電車がすいていて快適な週ですが、行きたい店が営業しているかは事前に確認を。
- 小さな飲食店は「お盆休み」の告知を店頭やSNSに出していることが多いです。行く前に確認しましょう。
- 日程が決まったら新幹線はすぐ予約を。お盆の自由席はかなり混雑します。
台風と天気の判断、お祭りの基本
台風シーズンは8月に始まり、関東甲信への接近は9月前後に多くなります。たいていは1日ほど強い雨と風が続く程度ですが、電車が止まったり、飛行機やイベントが中止になったりします。JR東日本などの鉄道会社は前日に「計画運休」を発表することが多いので、台風が近づいたらニュースや鉄道会社のサイトをこまめに確認し、通過中は屋内で過ごしましょう。
花火大会やお祭りのページでは「雨天決行」「荒天中止」「順延」(予備日に延期)といった言葉がよく使われ、判断は当日に発表されるのが一般的です。夏祭りでは、屋台用の現金、ゴミ箱が少ないのでゴミ袋を用意し、会場に入る前に駅やコンビニでトイレを済ませておくと安心です。
- 夜のイベントの前に終電を確認しておきましょう。大きな花火大会のあとは、最寄り駅で1時間以上入場規制がかかることもあります。
- 台風が来そうなら、水や食べものは前日のうちに買っておくと安心です。直前は品薄になることがあります。