期間と点灯時間
「湘南の宝石」は例年11月下旬から2月末まで開かれてきました。2026〜2027年のシーズンは例年より少し遅い12月1日に始まり、2月28日までです。点灯は17時、日が長くなる1月中旬以降は17時30分から。消灯は平日20時、土日祝とクリスマス前から12月30日までの期間は21時です。12月31日から1月3日までは平日と同じ時間です。山頂の庭園への入場は消灯の30分前まで。最新のシーズン情報は公式ページで確認してください。
以前から「関東三大イルミネーション」のひとつに数えられ、2025年には「日本三大イルミネーション」にも認定されました。12月の週末が混むのはそのためでもあります。毎日、点灯の時刻にはシーキャンドルの下で短いカウントダウンがあります。
- 点灯の瞬間を見るなら、点灯の数分前には庭園に入っておきましょう。17時以降に苑内にいる人は夜間料金がかかります。
- 1〜2月の平日の夜はぐっと空いていて、光の演出は同じです。
どこが光るのか
中心は島の頂上にある江の島サムエル・コッキング苑と、苑内の江の島シーキャンドルです。灯台から地面まで光が吊り下げられ、その下を歩くと光のドームに包まれます。周りには大きなシャンデリアが浮かぶ光の密度の高いトンネル、満天の星空のようなエントランス、流木やテラリウムを低電力LEDで照らす「ホウセキFOREST」があります。クリスマスやバレンタインのころには、演出の一部が緑やピンクに変わります。シーキャンドルの展望台からは、光る庭園と、暗い湾の向こうの海岸線の明かりを見下ろせます。
庭園の外では、江島神社の三つの宮が同じ時間帯にライトアップされ、中津宮広場にはヨットハーバーを見渡す展望デッキ、亀ヶ岡広場にも光の演出があり、奥津宮の先の龍恋の鐘へ続く道には光の道ができます。島へ向かう途中も、島へ渡る橋や国道134号のヤシの木が光り、クリスマスの週にはヨットハーバーも点灯します。新江ノ島水族館には12月25日までクリスマスツリーが立ちます。2月中旬からは亀ヶ岡広場で早咲きの桜も光の中に加わります。
島の奥の江の島岩屋でも第二岩屋に光の演出がありますが、こちらは17時までの昼間だけ。暗くなる前に回っておきましょう。
- シーキャンドル最上部の屋外展望台は、1月は風が強く冷えます。手袋を持って上がりましょう。
料金、坂道、知っておきたいこと
サムエル・コッキング苑は昼間は無料です。イルミネーション期間の17時以降は大人500円・小人250円、シーキャンドルはこれとは別に大人800円・小人400円(2026年時点)。チケットは入口で買え、オンラインの前売りもあります。
島を上る「江の島エスカー」は19時ごろに終わります。それ以降は鳥居から頂上まで階段を上ることになり、ゆっくり歩いて15〜20分ほど。帰りもすべて階段で、明かりはあるものの段差が不ぞろいな所もあるので、歩きやすい靴で出かけてください。
今シーズン確認しておきたいことが二つあります。シーキャンドル脇のデッキ、サンセットテラスは2026年6月から全面改修で閉鎖中で、11月末ごろまでの予定です。点灯期間には再開している見込みですが、念のため確認してください。また、江の島アイランドスパは2027年1月中旬から3月下旬まで、改修のため一部の浴場が休業します(一部の飲食は営業)。冬は仲見世通りの店や食堂の多くが夕方には閉まるので、食事は点灯前に済ませるか、片瀬や藤沢で予定しておくと安心です。
- 点灯直後がいちばん混む時間です。人の少ない写真を撮るなら1時間ほどずらしましょう。
- 島の裏側の階段は表の参道より暗いので、小さなライトがあると便利です。
先に夕日、鎌倉との組み合わせ
12月の日の入りは16時30分ごろで、2月にかけて少しずつ遅くなります。晴れた日は夕焼け空に富士山のシルエットが浮かびます。日没から点灯まで少し間があるので、午後のうちに着くのがおすすめです。夕日は弁天橋、稚児ヶ淵の岩場、またはシーキャンドルの展望台から眺め、点灯に合わせて庭園へ入りましょう。
鎌倉と組み合わせるなら順番は簡単です。午前から昼過ぎまで鎌倉を回り、江ノ電で長谷から江ノ島駅へ約20分、夕日に間に合わせます。冬の鎌倉の寺は16時〜17時に閉まる所が多いので、その時間に移動しても損はありません。最後を江の島にすれば、小田急線で新宿へまっすぐ帰れます。昼間の過ごし方は鎌倉と江の島のページにまとめています。
- 夕日を見に稚児ヶ淵まで下りたら、真っ暗になる前に戻りましょう。岩場と階段はイルミネーションの対象外で暗くなります。
東京からのアクセスと混雑
新宿からは小田急線で、橋にいちばん近い片瀬江ノ島駅まで1時間強。直通の列車と、藤沢で乗り換える列車があります。片瀬江ノ島から新宿へ向かうロマンスカーも数本ありますが、最終は夜の早い時間で、消灯より前に出ることもあるので、当日の時刻を確認してください(特急券が必要)。東京駅や品川からは、JR東海道線で藤沢へ出て江ノ電で江ノ島駅へ、またはJRで大船へ出て湘南モノレールで湘南江の島駅まで約15分。どの駅からも島まで歩いて10〜15分、そこから頂上の庭園まで15〜20分です。
小田急の江の島・鎌倉フリーパスは、出発駅からの割引往復に江ノ電の1日乗り放題が付き、昼は鎌倉、夜は江の島という回り方にぴったりです。普通列車は夜遅くまであるので、20時や21時の消灯後でも帰りの心配はありません。
いちばん混むのは12月の週末、特にクリスマス前後と、年末の延長期間です。シーキャンドルのエレベーターには行列ができ、消灯後の江ノ電江ノ島駅のホームは混み合います。1〜2月の平日の夜は落ち着いています。島は外海に面していて、穏やかな日でも日が暮れると橋の上は風が冷たくなります。
- SuicaやPASMOは小田急線、江ノ電、湘南モノレールで使えます。
- 20時以降は、江ノ電の江ノ島駅より小田急の片瀬江ノ島駅のほうが空いていることが多いです。
近くに泊まる
江の島は日帰りで十分楽しめますが、一泊すれば時計を気にせず光を眺められ、翌朝は人のいない島と、富士山がいちばん見えやすい時間が待っています。島の中では、弁天橋のそばの岩本楼が、かつて江島神社の別当寺だった岩本院にさかのぼる老舗旅館で、昭和初期の「ローマ風呂」が名物です。橋を渡ってすぐの片瀬海岸には、駅から数分の海辺のホテルや小さな旅館が並びます。
選択肢と手ごろさを求めるなら、小田急線や江ノ電で約10分の藤沢駅周辺にビジネスホテルが多く、東京へはJRで乗り換えなしで帰れます。鎌倉方面の海沿いでは、七里ヶ浜の鎌倉プリンスホテルから湾越しに江の島と、晴れた日には富士山が見え、鎌倉と江の島をゆっくり回る週末に向いています。
- クリスマスの週末がいちばん早く埋まります。1月の平日の夜がいちばん取りやすいです。