7月の天気:梅雨明けと本格的な暑さ
7月は梅雨の中で始まります。気象庁によると、関東甲信の梅雨明けは平年で7月19日ごろですが、年による差が大きく、6月のうちに明ける年もあれば20日過ぎまでずれ込む年もあります。それまでは蒸し暑い曇りの日と、しとしと降る雨の日が続きます。明けると一気に強い日差しの夏になり、午後には短時間に激しく降る雷雨もよくあります。
平年の最高気温は30℃前後、最低気温は22〜25℃ほどですが、数字以上に暑く感じます。湿度が高く、梅雨明け後は33〜35℃の日も珍しくありません。暑さ指数が危険な水準になると予測されると、環境省と気象庁が前日の夕方や当日の早朝に「熱中症警戒アラート」を発表します。2024年からは各区市町村が「クーリングシェルター」(暑さをしのげる冷房の効いた施設)を指定していて、場所は各区のサイトで確認できます。
- 午後に外を歩く予定があるなら、天気アプリや環境省のサイトで熱中症警戒アラートを確認しておきましょう。
- 折りたたみ傘は1か月ずっと持ち歩くと安心です。前半は雨、後半は日差しと急な雷雨に。
- 通気性のよい服と帽子が基本です。電車や店内は冷房が強いので、薄手の羽織りもあると便利です。
七夕、朝顔市とほおずき市、東京の7月盆
7月7日は七夕です。月の初めから商店街や駅、ショッピングモールに笹飾りが登場し、上野と浅草の間のかっぱ橋本通りでは「下町七夕まつり」が開かれます。同じ台東区では、7月6日から8日まで入谷鬼子母神の周辺で入谷朝顔まつり、7月9日と10日には浅草寺でほおずき市が開かれ、鮮やかなほおずきの鉢がずらりと並びます。この2日間に浅草寺へお参りすると、4万6千日分のご利益があるといわれています。
東京ではお盆を7月13日から16日ごろに行う家庭が多く、全国の多くの地域より1か月早いのが特徴です。会社は通常どおりですが、お寺には提灯が下がり、早めの盆踊りも始まります。この時期を代表する行事が靖国神社のみたままつりで、毎年7月13日から16日まで、参道に3万を超える献灯やぼんぼりが並び、夜に灯がともります。最寄りは九段下駅です。
- 七夕の短冊は誰でも、何語でも書けます。商店街やモールの短冊はたいてい無料です。
- 朝顔市やほおずき市で売っているのは鉢植えです。旅行中なら、眺めて楽しむだけでも十分です。
花火、盆踊り、ビアガーデン
7月の最終土曜日は隅田川花火大会です。都内でもっとも歴史があり有名な花火大会で、浅草近くの2か所の会場から打ち上げられ、100万人近い人が集まります。近年は荒天の場合は順延せず中止になっているので、当日は公式サイトを確認してください。月末には葛飾納涼花火大会や立川の昭和記念公園の花火大会もあり、ここから8月上旬のピークに向けて花火シーズンが始まります。
7月後半になると、お寺の境内や公園で盆踊りが始まり、月末の土曜日には新宿駅周辺で沖縄のエイサーが披露される新宿エイサーまつりも開かれます。百貨店の屋上ビアガーデンや神宮外苑の大きなビアガーデンも最盛期です。食べものも夏らしくなり、7月下旬の土用の丑の日にはうなぎ、かき氷の人気店には1か月中行列ができます。
- 無料で花火を見るなら、レジャーシートと飲みもの、ゴミ袋を持って2〜4時間前には場所を確保しましょう。
- 終了後は最寄り駅に並ぶより、別の路線の駅まで20〜30分歩いたほうが早く帰れることが多いです。
- ビアガーデンは金曜の夜から埋まります。予約するか、平日の早い時間に行くのがおすすめです。
海の日、夏休み、セールと混雑
海の日は7月の第3月曜日で、3連休になります。湘南や千葉の海へ向かう人で、郊外へ出る電車は混み合います。7月後半からは学校が夏休みに入り、8月末までテーマパークや水族館、博物館は平日でも普段より混雑します。
夏のセールは6月下旬に百貨店やファッションビルで始まり、7月いっぱい続いて、週を追うごとに値下げ幅が大きくなります。ホテルは8月のお盆ほど取りにくくはありませんが、隅田川花火大会の週末だけは浅草や川沿いの宿が早く埋まります。7月初めには富士山の登山シーズンも始まります。近年はどのルートも入山料の支払いと事前予約が必要になっているので、計画前に富士登山オフィシャルサイトを確認してください。
- 海の日もお店や観光施設はほぼ通常営業ですが、混雑は週末並みです。
- セール初日の百貨店は開店前から行列になることがあります。ゆっくり見たいなら平日の午後がおすすめです。
夏の夜の過ごし方:浴衣、現金、ゴミ、帰り道
7月は浴衣の季節の始まりで、七夕や盆踊り、花火大会でよく見かけます。旅行者が着ても自然で、浅草などのレンタル店なら着付けまでしてもらえます。衿は右前、つまり自分から見て左側の衿が上になるように重ねます。逆の左前は亡くなった人の着せ方です。
屋台はほとんどが現金払いなので、小銭と千円札を用意しておきましょう。街なかにゴミ箱は少ないため、屋台のゴミ箱を使うか持ち帰るのが基本です。人が集まるとトイレには長い列ができるので、駅やコンビニで済ませてから会場へ。イベントのページには「雨天決行」「荒天中止」「雨天中止」などと書かれていて、天気が微妙な日は当日に判断が発表されることが多いです。
- 前の晩に凍らせたペットボトルは何時間も冷たいままです。小さなタオルとうちわも一緒に。
- 大きなイベントの前にSuicaやPASMOをチャージしておくと、帰りに券売機に並ばずに済みます。