スクランブル交差点、ハチ公、センター街
ハチ公口を出た目の前のスクランブル交差点は、1973年からスクランブル方式になりました。青信号になると車が一斉に止まり、斜め方向も含めて一度に千人以上が渡ります。まずは一度歩いて渡り、それから上から眺めるのがおすすめです。駅側の広場には、飼い主の上野英三郎博士が1925年に亡くなった後も約10年にわたって渋谷駅に通い続けた秋田犬、ハチの像があります。最初の像は1934年に建てられ、今の像は1948年に再建されたものです。定番の待ち合わせ場所なので、記念撮影には少し並ぶこともあります。
交差点から北西に延びるのがセンター街です。暗渠になった川の上に作られた約350mの通りで、ファストフード、カラオケ、ゲームセンターが並び、若い人でいっぱいです。その先の渋谷PARCOでは6階に Nintendo TOKYO とポケモンセンターシブヤがあり、宇田川町の路地にはレコード店やライブハウスが点在します。南西の道玄坂を109の脇から上っていくと、クラブが集まる円山町に出ます。
- 交差点の真ん中で立ち止まって撮影するのはやめましょう。信号はすぐ変わり、夜は警察官の誘導も入ります。
- Nintendo TOKYO は混雑日に1人1枚の整理券を配ります。週末は早めに行くと安心です。
SHIBUYA SKYと無料で楽しめる眺め
SHIBUYA SKY は、2019年に開業した高さ約230mの駅直結ビル、渋谷スクランブルスクエアの屋上展望施設です。入場は日時指定制で、WEBチケットは入場日の2週間前の午前0時(日本時間)から販売されます。WEBで売り切れた回は窓口でも買えず、週末の夕暮れどきの回から先に埋まっていきます。また、15時以降の入場は午前より料金が高めに設定されています。
屋上は風が強いため、持ち込みのルールが厳しめです。カバン、帽子、三脚、自撮り棒、飲食物は持ち込めないので、46階の専用ロッカーに預け、スマートフォンかストラップ付きのカメラだけで上がります。雨、強風、雷、猛暑などのときは屋上が閉鎖されますが、46階の屋内展望回廊は営業しています。指定時間に屋上が閉鎖されている場合、WEBチケットは当日でも入場前なら無料でキャンセルできます。
交差点を真上から撮りたいなら、交差点の角に立つ MAGNET by SHIBUYA109 の屋上ラウンジがあります(ドリンク付きの入場料あり)。無料で眺めるなら、駅前の大型ビジョンのあるQFRONTに入るスターバックスの窓際席や、JR渋谷駅と渋谷マークシティを結ぶ連絡通路がおすすめです。通路には岡本太郎の巨大壁画「明日の神話」も飾られています。
- SHIBUYA SKYで夕日を見たいなら、2週間前の販売開始と同時に予約を。
- 風や雨の日は、公式サイトや公式Xで屋上の開閉状況を確認してから向かいましょう。
- スーツケースは持ち込めません。駅のコインロッカーや、渋谷フクラス1階の観光案内所 shibuya-san の荷物預かりを使いましょう。
- 小人(11歳以下)のチケットは14階の窓口だけで入場直前に販売され、大人の回が完売でも買えます。
MIYASHITA PARK、渋谷ストリーム、変わり続ける渋谷
渋谷駅周辺は、2012年の渋谷ヒカリエ開業から大規模な再開発が続いており、工事は2030年代まで続く計画です。2018年に東急東横線の旧線路跡に開業した渋谷ストリームでは、整備された渋谷川沿いの遊歩道に飲食店が並び、そのまま代官山や恵比寿方面へ歩けます。南西側の渋谷サクラステージは2024年に全面開業し、駅への新しい動線も生まれました。
2020年に開業した MIYASHITA PARK は、渋谷と原宿の間に延びる低層の施設で、屋上が区立宮下公園になっています。芝生ひろば、スケート場、ボルダリングウォール、スポーツ施設があり、下の階には約90の店舗と、小さな飲食店が集まる渋谷横丁が入っています。屋上の芝生ではイベントもよく開かれ、近年は盆踊りとクラブミュージックを掛け合わせた無料イベントも行われています。駅周辺は工事で通路がよく変わるので、案内表示に従って歩きましょう。
ライブハウス、クラブ、路上飲酒のルール
渋谷には規模の違うライブ会場がそろっています。宇田川町の同じビルに入る WWW と WWW X はインディーやエレクトロニック、海外アーティストの公演が中心です。同じく宇田川町の渋谷CLUB QUATTRO は1988年開業、キャパ約800人の老舗です。道玄坂を上った円山町には Spotify O-EAST、O-WEST、O-Crest、O-nest、duo MUSIC EXCHANGE が歩いて数分の範囲に集まっています。大きめのホールなら LINE CUBE SHIBUYA や代々木公園そばのNHKホールがあります。円山町はクラブの街でもあり、テクノやハウスの老舗 WOMB が代表格です。クラブは入口で写真付き身分証を確認し、20歳未満は入れません。
訪日客がいちばん見落としがちなのがこのルールです。渋谷区では2024年10月から、駅周辺の広い範囲(センター街、道玄坂、円山町、宮下公園周辺など)で、道路や公園などの公共の場所での飲酒が通年、18時から翌朝5時まで禁止されています。罰則はありませんが、パトロールの警備員に声をかけられます。いちばん厳しいのはハロウィーンで、区は路上に集まらないよう呼びかけ、近年はハチ公像が囲われ、周辺店舗は夜の酒類販売を自粛し、交通規制も行われています。仮装をするならクラブのパーティーへ。
- ライブハウスではチケット代とは別に入口でドリンク代がかかります。現金を用意しておくと安心です。
- ライブは19時ごろ開演が多く、クラブは23時を過ぎてから盛り上がり、始発(5時ごろ)まで続きます。
季節の祭りとアクセス
渋谷でいちばん大きな伝統の祭りは、駅の東側、歩いてすぐの金王八幡宮の例大祭です。毎年9月の週末に開かれ、十数基の町会神輿が街を練り歩き、109前に集まって一斉に担ぐ連合渡御が見どころです。11月には区民の祭り「ふるさと渋谷フェスティバル」が代々木公園で開かれ、ステージやパレード、出店でにぎわいます。代々木公園では春から秋にかけて、ほぼ毎週末なんらかのフェスが開かれています。冬には、お隣の原宿・表参道のケヤキ並木がイルミネーションで彩られます。
渋谷駅にはJR(山手線、埼京線、湘南新宿ライン)、東急(東横線、田園都市線)、京王井の頭線、東京メトロの銀座線、半蔵門線、副都心線が乗り入れています。交差点へはハチ公口の案内に従いましょう。再開発中で乗り換えに長く歩くことがあるので、路線間の移動には10分ほど見ておくと安心です。原宿へは MIYASHITA PARK かキャットストリートを通って徒歩15分ほど、下北沢へは井の頭線で数分、東横線なら1駅目が代官山、2駅目が中目黒です。
- 祭りの屋台は現金払いが基本で、ごみ箱はほとんどありません。小銭とごみ袋を持っていきましょう。