祝日の仕組み
国民の祝日は「国民の祝日に関する法律」で決められています。憲法記念日(5月3日)のように日付が固定のものと、月曜日に移るものがあり、成人の日(1月第2月曜)、海の日(7月第3月曜)、敬老の日(9月第3月曜)、スポーツの日(10月第2月曜)の4つが毎年の3連休をつくります。春分の日と秋分の日は国立天文台の計算をもとに毎年2月に翌年分が決まり、内閣府も同じ時期に翌年の祝日一覧を公表します。
休みを増やすルールが2つあります。祝日が日曜日に重なると、その後のいちばん近い祝日でない日が「振替休日」になります。また、祝日と祝日にはさまれた平日も休日になります。ゴールデンウィークが途切れずにつながる年や、9月に5連休の「シルバーウィーク」が生まれる年があるのはこのためです。
休みだと思われがちでも祝日でない日もあります。クリスマス、大晦日、1月2日・3日は法律上は平日ですが、多くの会社は12月29日ごろから1月3日まで休みます。8月中旬のお盆も祝日ではありませんが、前後数日休む会社が多いです。2020年からは天皇誕生日が2月23日になり、2018年まで祝日だった12月23日は平日です。
2027年の祝日一覧
以下は内閣府が公表している2027年(令和9年)の国民の祝日と休日です。2026年はこのあと、11月3日(火)文化の日と11月23日(月)勤労感謝の日が残っています。
2027年は月曜の祝日で、1月、3月、7月、9月、10月の5回の3連休ができます。ゴールデンウィークは並びがよく、4月29日(木)昭和の日のあと、5月1日(土)から5日(水)まで5連休です。2027年はシルバーウィークはなく、山の日、文化の日、勤労感謝の日は週の半ばになります。
- 1月1日(金)元日。1月11日(月)成人の日。
- 2月11日(木)建国記念の日。2月23日(火)天皇誕生日。
- 3月21日(日)春分の日、3月22日(月)振替休日。
- 4月29日(木)昭和の日。5月3日(月)〜5日(水)憲法記念日、みどりの日、こどもの日。
- 7月19日(月)海の日。8月11日(水)山の日。
- 9月20日(月)敬老の日。9月23日(木)秋分の日。10月11日(月)スポーツの日。
- 11月3日(水)文化の日。11月23日(火)勤労感謝の日。
ゴールデンウィーク、お盆、年末年始
4月29日から5月5日までのゴールデンウィークは、日本中の多くの人が一斉に休む時期です。東京は普段どおり開いていますが、新幹線、飛行機、ホテルは春でいちばん混み、料金も高くなります。とくに初日と最終日前後がピークです。2027年の中心は5月1日〜5日です。
お盆は8月13日〜16日ごろで、2027年は金曜から月曜、その前の水曜が山の日です。祝日ではありませんが休む会社が多く、帰省の人で新幹線や高速道路は夏のピークになります。東京そのものは少し静かになります。東京には7月にお盆を行う地域もあります。
年末年始の休みはおおむね12月29日から1月3日です。役所や会社が休み、銀行は12月31日から1月3日まで休業、個人経営の飲食店や商店も数日休むところが多く、美術館・博物館は12月下旬から閉まるのが一般的です。コンビニ、チェーンの飲食店、大きな駅の店は営業し、百貨店はふつう1月1日が休みで2日か3日の初売りから営業します。大きな神社は大晦日の深夜0時から初詣の人でいっぱいです。2026〜27年は12月29日(火)から1月3日(日)、その翌年は12月29日(水)から1月3日(月)です。
- JR東海はこの3つの時期、東海道新幹線のぞみを全車指定席にします。発売日になったらすぐ席を取りましょう。
- 海外から年末年始やゴールデンウィークに来るなら、航空券とホテルは数か月前に。安い選択肢から先に埋まります。
祝日に開いているもの、閉まるもの
普通の祝日の東京は、ほぼ日曜日と同じです。百貨店、店、飲食店、観光施設、公園、ほとんどの美術館・博物館は開いていて、むしろ普段より混みます。電車や地下鉄は土休日ダイヤで、早朝の本数が少なめです。銀行、郵便局の窓口、区役所、多くの診療所は休みで、コンビニのATMは使えます。
月曜休館の美術館・博物館は、月曜が祝日なら開館して翌平日に休むのが一般的です。たとえば東京国立博物館は祝日の月曜は開館し、翌日が休館です。3連休明けの火曜に行くなら、事前にカレンダーを確認しましょう。
祝日はいつも休みになる場所もあります。豊洲市場は日曜・祝日と多くの水曜が休市で、場内の飲食店も休むので、早起きする前に市場カレンダーを確認してください。祝日に医者にかかりたいときは、東京都の医療機関案内サービス「ひまわり」でその日開いている医療機関を探せます。
- 11月3日の文化の日は、近年、東京国立博物館の総合文化展が無料で見られます。
- 10月1日の都民の日は国民の祝日ではありませんが、近年は都立庭園や上野動物園が無料公開されています。
混雑と料金:祝日をはさんだ計画の立て方
祝日は、何かが閉まるより人の流れが変わることのほうが影響大です。東京のホテル代は3連休の土曜の夜、ゴールデンウィーク、年末年始に上がります。新幹線の指定席は繁忙期に数百円高くなり、人気の列車は連休の初日と最終日前後に売り切れるので、長距離の移動から先に押さえましょう。
東京の中では、祝日の月曜は2回目の日曜日のような雰囲気で、テーマパーク、渋谷、原宿、大きな繁華街は混み、丸の内や大手町のようなオフィス街は静かです。お盆と年末年始は逆で、帰省で住人が減り、電車も街も普段より空いています。ただし正月三が日の神社は別です。
旅行がいちばん空くのは大型連休の直後で、ゴールデンウィーク明けの週や1月中旬が狙い目です。東京の祭りやマーケット、コンサートの多くは祝日や連休に合わせて開かれるので、滞在する日に何があるかチェックしておきましょう。
- ピークの前日か翌日にずらして移動しましょう。連休が終わると料金も混雑もすぐ落ち着きます。
- 祝日の夜と、恋人と過ごす人が多いクリスマスイブは、レストランを予約しておくと安心です。