3月の天気と服装
3月は季節が切り替わる月ですが、まっすぐ暖かくなるわけではありません。気象庁の平年値では日中の最高気温が14℃前後、朝晩の最低気温は5℃前後ですが、月初めは1月のように寒い日があり、月末には暖かい午後も増えてきます。降水量は2月の倍ほどで、風の強い日もよくあります。桜の時期のさなかにぶり返す寒さは「花冷え」と呼ばれます。
服装は重ね着が基本です。脱ぎ着しやすいコートや暖かい上着に、中はセーター、夜はマフラーを。夜桜を見ながら座って過ごすなら、思っているより1枚多く持っていきましょう。日が暮れてから地面に座っていると、すぐに体が冷えます。折りたたみ傘は1か月ずっとかばんに入れておくと安心です。
- 夜桜の前には夜の天気予報を確認しましょう。月の大半は、夜はまだ冬に近い寒さです。
- 小さなレジャーシートにクッションやたたんだ上着を重ねると、地面の冷えを防げます。
花粉の季節
東京の多くの人にとって、3月は花粉症の季節です。スギ花粉はだいたい2月から飛び始め、3月に最も多くなるのが一般的で、その後4月にかけてヒノキ花粉が続きます。花粉の多い日は通勤客の多くがマスクをしていて、天気アプリやテレビの天気予報でも毎日の飛散予測が出ます。
旅行で来た人も、母国で花粉症がなかった人も、東京で症状が出ることがあります。ドラッグストアでは飲み薬や目薬、マスクが買え、薬剤師に相談しながら選べます。症状が重いときは医療機関へ。暖かく乾燥して風の強い日は飛散が多く、雨の間は少なめになる傾向があります。
- 毎朝、天気アプリで花粉情報をチェック。非常に多い日は屋内で過ごす時間を増やすのも手です。
- 室内に入る前に上着の花粉を払い、飛散の多い日はホテルの窓を閉めておきましょう。
3月上旬:ひな祭り、だるま市、東京マラソン
3月3日はひな祭りです。女の子のいる家庭では段飾りのひな人形を飾り、百貨店やホテル、歴史ある建物でも2月下旬から3月上旬にかけてひな人形の展示が行われます。3月3日と4日には調布の深大寺でだるま市が開かれます。日本三大だるま市のひとつに数えられ、数百のだるまの店が並び、買っただるまにお坊さんが目を入れてくれます。京王線つつじヶ丘駅か吉祥寺駅からバスで行けます。
東京マラソンは近年、3月の第1日曜日に開かれています。新宿の東京都庁を出発し、浅草や銀座を通って東京駅近くでゴールするコースで、沿道の応援は無料です。コース沿いの道路は数時間にわたって規制されるので、その日の午前中に都内を横断する予定があるなら時間に余裕を持ちましょう。なお、3月の大相撲は東京ではなく大阪で開かれます。
桜:開花予想とタイミング
桜の季節はふつう3月の後半に始まります。気象庁は靖国神社にある標本木で5〜6輪以上の花が開くと開花を発表します。平年の開花日は3月24日ごろで、近年はそれより数日早いことも少なくありません。満開はそのおよそ1週間後なので、見頃は3月末から4月の初めになることが多いです。
民間の気象会社の開花予想は年明けから出始め、毎週更新されます。日にちを1日に決め打ちするより、何日か余裕を持って予定を組むのがおすすめです。上野公園、皇居のお堀沿いの千鳥ヶ淵、目黒川、隅田公園が定番で、満開の週末はどこも大混雑します。ちょうちんや屋台の出る桜まつりも各地で開かれ、屋台はたいてい現金のみです。
- どの名所も、いちばん空いているのは平日の朝です。
- 催しの案内に「雨天中止」とあれば、雨の場合は中止という意味です。
3月下旬:ホワイトデー、春分、別れの季節
3月14日はホワイトデーで、バレンタインのお返しをする日です。その前には店にお菓子や白いパッケージがあふれます。3月18日には浅草寺で年2回の金龍の舞のひとつが奉納され、金色の龍が境内を舞います。3月20日か21日ごろの春分の日は祝日で、春のお彼岸の中日にあたり、お墓参りをしたり、おはぎを食べたりします。世界最大級のアニメの総合イベント、AnimeJapanは長く3月下旬の週末に東京ビッグサイトで開かれてきましたが、2027年と2028年はインテックス大阪での開催です。3月の旅行を合わせるなら公式サイトで確認しましょう。
3月は学校や会社の年度末で、3月31日に年度が締めくくられます。大学の卒業式の日にはキャンパスや撮影スポットで袴姿の女性を見かけ、居酒屋は送別会でにぎわい、4月の新生活に向けた引っ越しの季節にもなります。学校の春休みが3月下旬に始まるうえに桜の時期も重なるので、月の最後の週は1年でも特に混み合います。ホテルは早めに予約し、料金は高めと考えておきましょう。
- 3月の祝日は春分の日だけです。連休になる年は公園や電車が混みます。
- 満開予想の日付のホテルは早く埋まります。予想がずれても対応できる予約にしておくと安心です。