どんな施設か
スタジオツアー東京は、2020年に閉園した遊園地「としまえん」の跡地の一部に、2023年6月に開業しました。ロンドン近郊の施設に続く世界で2番目のスタジオツアーで、ワーナー ブラザースが運営しています。大型セットの一部は映画の制作に携わったスタッフが東京のために新たに作ったもので、展示されている衣装や小道具の多くは実際に撮影で使われた本物です。
最初の案内のあとは自分のペースで見学でき、時間制限はありません。施設は3時間から4時間の滞在をすすめていますが、ファンならもっと長くなるので、その後の予定は詰めすぎないようにしましょう。屋外のバックロット以外は屋内なので、雨の日や猛暑の日の予定にも向いています。
館内の見どころ
短い映像のあと、大広間の扉が開いてツアーが始まり、そこから先は自分のペースで進みます。ダンブルドアの校長室、バックビークや大蜘蛛アラゴグがいる禁じられた森、ホグワーツ特急が停まる9と3/4番線、そして東京にしかない実物大のロンドン魔法省のセットなどがあり、魔法省では暖炉の中に入って煙突飛行の写真が撮れます。
ツアーの中ほどには屋外のバックロットがあり、夜の騎士バス、ハグリッドの小屋、バックロットカフェ、バタービールバーが並びます(バタービールはノンアルコールです)。ほかにもグリンゴッツ魔法銀行のあるダイアゴン横丁、衣装やクリーチャー、視覚効果の展示、キャストのようにほうきで「飛ぶ」体験、大きなホグワーツ城の模型があります。杖やローブ、ここでしか買えないグッズが並ぶスタジオショップとレイルウェイショップは、ツアーのチケットがないと入れません。
- スマートフォンやハンディカメラでの写真・動画撮影はほとんどの場所でできます。プレショーのシアターとグリーンスクリーンのエリアは撮影できません。
- 館内にはウォーターサーバーがありますが紙コップはないので、マイボトルを持って行きましょう。
- ツアー開始後にしっかり食事をするなら、中ほどのバックロットカフェです。ロビーにはフードホールとフロッグカフェがあります。
季節のイベント
ツアーは季節によって装いを変えます。2026年の秋は「ダーク・アーツ・ハロウィーン」が日本で初めて開かれていて、ハロウィーン仕様の大広間に死喰い人が現れ、物陰には吸魂鬼が潜んでいます。冬は「マジカル・ウィンター」と題した季節の装いになり、2026年は12月の数日間に「ディナー・アット・ホグワーツ」が別料金で開かれます。
一年を通して、通常チケットに追加する体験もあります。バックロットカフェのアフタヌーンティーやイブニング・ハイティーのパッケージ、ガイドツアー、子ども向けの杖づくりワークショップ、暗くしたセットを巡るナイトツアーなどで、日本語のみのプログラムも多いので詳細を確認してから予約しましょう。季節のプログラムや特別な夜の企画は、発表されると下の一覧に載ります。
チケット、時間、館内のルール
チケットはすべて日付と入場時間を指定するもので、館内の人数は制限されています。公式サイトで購入でき、価格は時期によって変わり、数か月先の分まで順次発売されます。土日や学校の休みは早く売り切れます。現地のチケット窓口では当日の残りだけを販売しているほか、セブン-イレブンのマルチコピー機やセブンチケット、正規販売代理店でも買えます。オークションサイトや転売サイトで買ったチケットでは入場できません。
チケットは払い戻しや譲渡ができません。日時の変更は有料で、予約時間より前にビジターサービスへ連絡が必要です。入場は予約時間の1時間前からでき、ロビーのカフェを利用できます。予約時間から30分以内には入場しましょう。大人は18歳以上、中人は12歳から17歳、小人は4歳から11歳で、3歳以下は無料です。入口で手荷物検査があるので、大きなスーツケースは入る前に屋外のロッカーへ預けます。
館内にATMはなく、免税販売もありません。ショップでは現金、クレジットカード、Apple Pay、一部のQRコード決済が使えますが、Suicaなどの交通系ICカードは使えません。通常は有料で借りられる多言語のデジタルガイドは、2026年9月29日の小さな火災(けが人なし)のあと一時停止しているので、公式サイトのお知らせを確認しましょう。
- ベビーカーは持ち込めます(ワゴン型は不可)。インフォメーションデスクでベビーカーと車いすを無料で借りられます。
- すべてのトイレにおむつ替えの設備があり、ツアー内には授乳室もあります。
- 施設は電車での来場をすすめています。2026年中の来場は駐車券をチケットと一緒に予約する必要があり、2027年からは現地で支払う方式になります。
アクセスと周辺
スタジオは豊島園駅から徒歩2分です。豊島園駅は西武線と都営線で駅が別になっています。池袋からは西武池袋線の豊島園行き各駅停車で西武の豊島園駅まで直通約17分です。急行は豊島園に行かないので、乗った場合は練馬で乗り換えます。新宿からは都営大江戸線で都営の豊島園駅まで直通約20分です。大江戸線は東京サブウェイチケットで乗れますが、西武線は対象外です。羽田空港からはリムジンバスがスタジオの入口に停まります。
駅から少し歩いたところにある豊島園 庭の湯は日本庭園を眺める天然温泉で、ツアーで疲れた足を休めるのにぴったりですが、中学生未満とタトゥーのある人は入館できません。としまえん跡地の別の部分にできた練馬城址公園は、開園している区域を無料でいつでも歩けます。帰りにはサンシャインシティやアニメショップのある池袋に寄るのが自然な流れです。
舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』はスタジオツアーとは別の公演で、都心のTBS赤坂ACTシアターで日本語で上演されており、チケットも別です。東京公演は2026年12月27日に千秋楽を迎える予定なので、公式サイトで確認しましょう。