まずは回転寿司
回転寿司は東京の家族がいちばんよく行く寿司で、大手チェーンは値段のわりに満足度が高いです。スシロー、くら寿司、はま寿司、そして回転レーンではなく直線の高速レーンで届く魚べいなどがあります。基本の皿は100円ちょっとからで、高い皿は画面に表示され、都心の店は郊外より高めのこともあります。注文は席のタッチパネルで、英語など多言語に切り替えられ、注文した皿が高速レーンで届きます。2023年の迷惑動画騒動のあと、レーンに注文品だけを流すチェーンが増え、タッチパネルで頼むのが普通になりました。
席には給湯口と粉茶、ガリ、醤油、わさびがそろっています。くら寿司では食べ終わった皿をテーブルの投入口に入れ、5皿ごとに画面で景品が当たるゲームがあります。回転寿司の値段で一段上の魚を食べたいなら、北海道発の根室花まるが東京駅前のKITTE丸の内にあり、入口で整理券を取ります。食事どきは待ち時間を覚悟しましょう。
- 食べ終わったら画面の「お会計」を押し、レジかセルフレジで支払います。
- 12時から13時と週末の夜は混みます。アプリで来店時間を予約できるチェーンもあります。
立ち食い寿司とカウンターのランチ
立ち食い寿司は大きな駅の近くに多く、魚がし日本一のようなチェーンが渋谷や新宿などに店を構えています。カウンターに立って職人に一、二貫ずつ注文し、15分から20分ほどで食べて最後に会計します。一貫ずつの値段なので好きなだけ食べられ、職人が目の前で握る寿司をいちばん手頃に味わえる方法です。
もうひとつのお得な方法はランチです。銀座や築地周辺の有名店を含め、多くのカウンターの寿司店が数千円で握りのランチを出していて、夜のコースよりずっと安く食べられます。予約は夜だけで、昼は来店順という店もあるので早めに行きましょう。セットではなく一貫ずつ頼むのは「お好み」。小さな店なら「今日のおすすめは」と聞いてみてください。
おまかせの予約事情
高級店のカウンターでは、その日の魚で組んだ握りを決まった順に出すおまかせが基本で、席はわずか、夜は一人数万円が相場です。有名店はかなり先まで埋まっています。海外からの旅行者は、英語で使えるOMAKASE、TableCheck、ポケットコンシェルジュなどの予約サイトや、ホテルのコンシェルジュを通して予約するのが一般的で、自店のサイトで席を出す店もあります。
支払う前に条件を読みましょう。受付は一週間前や一か月前の決まった時刻に始まることが多く、人気の席は数分で埋まります。サイトによっては一席ごとに予約手数料がかかり、キャンセル料は高く段階的で、数日前に半額、当日に全額という例がよくあります。予約にはクレジットカードが必要で(デビットカードは非推奨のことが多い)、予約者本人以外は入店できない店や身分証を確認する店、日本語が分かる同伴者がいる場合のみ外国人客を受ける店もあります。
- アレルギーや苦手な食材は、席に着いてからではなく予約時に伝えます。
- 時間どおりに行きましょう。カウンター全員で一斉にコースが始まる店が多いです。
- 強い香水は控え、写真は撮る前にひと声かけます。
築地と豊洲で寿司を食べる
市場の空気ごと味わうなら朝に行きましょう。築地場外市場には朝早くから開き昼過ぎには閉まる寿司カウンターや海鮮丼の店が並び、日曜、祝日、一部の水曜は休む店が多いです。2018年に卸売市場が移った豊洲市場の建物内には39の飲食店があり、水産仲卸売場棟の寿司大や青果棟の大和寿司もここに入っています。
この二店は早朝から始まる何時間もの行列で有名ですが、同じ棟のほかの店なら似た魚をずっと短い待ち時間で食べられます。市場には5時から17時まで入れますが、飲食店の多くは昼過ぎに閉まり、休市日(主に水曜、日曜、祝日)は休みです。出かける前に公式サイトでカレンダーを確認してください。
食べ方のマナー:醤油、ガリ、手
握りは手で食べても箸で食べても構いません。ネタを下にして醤油を軽くつけ、シャリには醤油をつけず、できれば一口で食べます。カウンターではわさびがすでに挟まれていることが多く、煮切りを塗って出す店では醤油皿は使いません。わさびを醤油に溶かすのも控えましょう。ガリは口直しで、寿司にのせるものではなく、箸で取ります。
出されたらすぐに食べるのがいちばんおいしく、シャリがほんのり温かいうちが食べごろです。回転寿司では一度取った皿をレーンに戻さず、高速レーンからは自分の注文だけを取ります。小さなカウンターでは、職人やほかの客を撮る前にひと声かけましょう。チップは不要です。
- 苦手なネタは最初に伝えます。たとえば「光り物は食べられません」。
- 自分で握ってみたい人には都内の寿司作り体験があり、雨の日の予定にもちょうどいいです。