食べ物のお土産:東京駅とデパ地下
東京駅は東京最大のお土産売り場です。全国から来た人が帰る前にここで買っていくからです。八重洲側の東京駅一番街には、大手菓子メーカーの店が並ぶ東京おかしランドと、箱菓子を集めた東京ギフトパレットがあり、改札内を中心に広がるグランスタ東京にも店がたくさんあります。伊勢丹新宿店、日本橋三越本店、日本橋高島屋などのデパ地下には名店の菓子がそろい、その店でしか買えないものも多く、包装もきれいです。
1991年から売られている、バナナクリーム入りのバナナ形のスポンジ菓子「東京ばな奈」は東京土産の代表格で、東京駅一番街に専門店があり、羽田と成田の両空港でも買えます。浅草の仲見世では、せんべいと、あんの入った小さなカステラ菓子の人形焼が定番です。日本限定のキットカットやご当地スナックは、土産物店よりドラッグストアやドン・キホーテのほうが安いことがよくあります。煎茶やほうじ茶は持ち運びやすいお土産ですが、高級な抹茶は2025年から品薄が続き、一人あたりの購入数を制限している店もあります。
- 「限定」の文字を探しましょう。東京だけ、その駅だけ、その店だけの味や箱があります。
- 賞味期限を確認しましょう。生菓子や生クリームのケーキは一日か二日、箱入りのクッキーやせんべいはずっと長く持ちます。
- 個包装の菓子の詰め合わせは、職場や学校で配るのにいちばん便利です。
包丁、器、工芸品
日本の包丁は何十年も使ってもらえるお土産です。上野と浅草の間にある道具街かっぱ橋には、鋼材の違いを説明し、研ぎや名入れもしてくれる包丁店があり、器、漆器、食品サンプルの店も並びます。日本橋では、コレド室町にある日本橋木屋 本店が、江戸時代に始まる刃物と台所道具の店です。贈り物ならステンレスが扱いやすく、鋼(はがね)はよく切れる一方、使ったあとに水気をふかないとさびます。
全国の工芸品を一か所で見るなら、赤坂の伝統工芸 青山スクエアへ。国の伝統的工芸品の制度のもとで作られた漆器、陶磁器、ガラス、織物、木工品を扱い、産地ごとの企画展も入れ替わりで開いています。デパートの食器売り場も品ぞろえが豊富です。器は重く割れやすいので、数を絞って良いものを選び、旅行用に梱包してもらいましょう。たいていの店が対応してくれます。
- 包丁は必ず預け入れ荷物に入れます。機内持ち込みはできません。
- かっぱ橋の包丁店の多くは名入れをしてくれます。どのくらい時間がかかるか、買うときに聞きましょう。
- かっぱ橋の店は夕方早めに閉まり、日曜祝日休みの店も多いので、平日か土曜日に行きましょう。
文房具、手ぬぐい、持ち運びやすい小物
日本の文房具は軽くて手ごろで、実用的なお土産です。銀座の伊東屋はペン、紙、ノート、和紙、レターセットを何フロアにもわたって並べ、渋谷、新宿、銀座に大型店があるロフトやハンズには雑貨や文具、デザイン小物がそろいます。日本のスキンケア、日焼け止め、フェイスマスクはドラッグストアで、ばらまき用の小物はダイソーなどの100円ショップで探せます。
手ぬぐいと風呂敷は平らにたためて軽く、季節の柄から街の風景まで柄も豊富で、浅草や日本橋の専門店に種類がそろっています。箸、小さなおちょこ、お香も荷物になりません。スーツケースがもういっぱい、というときに買うべきものです。
- 風呂敷は、帰りの荷造りでほかのお土産を包むのにも使えます。
- 日本の万年筆やインクは、手書きが好きな人への贈り物にぴったりです。伊東屋なら店員さんが選ぶのを手伝ってくれます。
キャラクターグッズとポップカルチャー
公式のキャラクターショップはいくつかの場所に集まっています。同じく東京駅一番街の東京キャラクターストリートには、人気のアニメ、ゲーム、キャラクターの店が並び、東京駅デザインの商品もよく見かけます。大型のポケモンの店といえば池袋サンシャインシティのポケモンセンターメガトウキョーで、Nintendo TOKYOは渋谷PARCOの中にあります。表参道のキデイランド原宿店は、何フロアもキャラクターのおもちゃとグッズで埋まっています。
店舗限定品や期間限定品はどんどん入れ替わり、アニメやブランドのポップアップストアは数週間ごとに開いては閉じます。中古のフィギュア、ゲーム、漫画なら秋葉原と中野ブロードウェイへ。キャラクターグッズは公式ショップか信頼できる中古店で買いましょう。フリーマーケットやネットには模倣品も少なくありません。
- 人気店の新商品の発売日は、週末に行列や整理券、抽選になることがあります。平日の早い時間がおすすめです。
- いま開いているキャラクターやブランドのポップアップは、当サイトのポップアップのページにまとめています。
持ち帰る国の税関で止められるもの
大事なのは日本ではなく、持ち帰る先の国のルールです。EUでは、域外からの肉や乳、それを使った製品を旅行者が持ち込むことはできず、肉や乳製品を使ったお菓子が該当することもあります。オーストラリアやニュージーランドは食品をすべて申告するよう求めていて、アメリカと同じく肉、生の果物、種、米、植物に厳しい国です。箱入りの菓子、せんべい、お茶はまず問題になりませんが、和牛、ハム、メロンなどの生の果物、種や球根は止められやすいものの代表です。酒とたばこには免税の範囲があり、日本酒も対象です。
荷造りにも注意が必要です。街で買った日本酒、ウイスキー、しょうゆのびんは預け入れ荷物へ。機内に持ち込める液体は小さな容器に限られるからです。保安検査後の免税店で買った酒は機内に持ち込めます。包丁は必ず預け入れに。器やガラスは服で包み、食品は表示つきの未開封の包装のままにしておくと、税関での確認がスムーズです。
- 食べ物を買う前に、持ち帰る国の税関や検疫のサイトを確認しましょう。空港で調べても遅すぎます。
- 迷ったら申告を。国によっては、申告しなかった食品にその場で罰金が科されます。
免税、配送、空港のお土産店
旅行者は、同じ店で同じ日に税抜5,000円以上買うと、お土産や食品も含めて消費税が戻ってきます。2026年11月1日からはリファンド方式になり、店ではパスポートを見せて税込の価格で払い、空港で荷物を預ける前に税関のキオスクでパスポートを読み取ると、そのあとで店や代行会社から税金が返ってきます。新しいルールでは免税品を自分で郵送できないので、送りたいときは店に配送を頼めるか聞きましょう。手順は当サイトの免税ガイドにくわしくまとめています。
重いものやかさばるものは、日本郵便なら全国の郵便局から海外へ送れ、いちばん速いのはEMSです。スーツケースそのものが重すぎるときは、ホテルやコンビニ、東京駅一番街1階の手荷物カウンターから空港へ荷物を送るサービスがあり、たいてい出発の前日か前々日までの受付です。成田と羽田にも東京ばな奈や空港限定品を含む東京土産の店があるので、直前の食べ物のお土産には便利ですが、品ぞろえは街のほうがずっと豊富です。
- 食べ物のお土産は旅の終わりに買うと、渡すまで賞味期限に余裕があります。
- 免税品は、税関のキオスクを通るまで取り出しやすい場所に入れておきましょう。
- ホテルを出る前にスーツケースの重さを量り、航空会社の超過手荷物料金と配送料を比べてみましょう。