勉強会はどこで告知されているか
国内のIT勉強会の多くはconnpassに掲載されています。言語やフレームワーク、クラウドなどのキーワードやタグで検索し、開催地を東京に絞ると探しやすくなります。ページの構成はどのイベントも同じで、日時、会場、定員、参加枠が並んでいます。Doorkeeperも長く使われているプラットフォームで、英語表示に対応しており、日本語と英語のコミュニティイベントが混在しています。企業主催のイベントはTECH PLAYにも多く載っています。
英語のコミュニティはMeetupを使うことが多く、スタートアップ系やコミュニティ系のイベントではPeatixやLumaもよく見かけます。イベントは基本的に告知と同じ言語で進むので、英語で告知されていれば発表も英語、日本語の告知なら日本語です。英語で参加できる開発者イベントを探すなら、在日外国人エンジニア向けサイトTokyoDevのイベントカレンダーが入り口として便利です。
- 気になるコミュニティはconnpassのグループのメンバーになっておくと、新しいイベントがメールで届きます。人気の会はすぐ埋まります。
- 「初心者」「ハンズオン」「もくもく会」などで検索すると、初参加でも入りやすい会が見つかります。
英語で参加しやすいコミュニティ
英語、または日英バイリンガルで長く続いているコミュニティもあります。Hacker News Tokyoは歴史のあるスタートアップ・テック系の交流会で、主に英語で定期的に開かれています。Tokyo Tech Meetupは、日本のテックニュース、短い発表、交流会を組み合わせたバイリンガルの集まりです。Tokyo Python、Tokyo Rust、Tokyo Rubyist Meetupといった言語別のコミュニティもTokyoDevのカレンダーに載っています。休止と再開を繰り返すグループもあるので、直近の開催実績を確認してから予定を立てましょう。
日本語中心の大きなユーザーグループも、日本語に自信がなくても行く価値があります。JAWS-UG(AWSユーザーグループ)は地域別やテーマ別の支部が全国に数十あり、なかでも東京支部が最大規模です。Googleの開発者コミュニティGDG Tokyoは、近年は夏にGoogle I/O Extendedを開き、その年の発表内容を振り返っています。スライドには英語の用語やコードが多く、懇親会では英語で話してくれる人も少なくありません。
勉強会の流れ
平日の勉強会は、仕事終わりの時間に企業のオフィスやイベントスペースで始まるのが一般的です。最初に発表があり、長めのセッションが1、2本、続いて1人5分ほどのLT(ライトニングトーク)が何本か続きます。そのあとが懇親会で、ピザや軽食、飲み物を囲んで話す時間です。実際の交流はほとんどここで生まれます。参加費は無料の会が多いものの、飲食代として少額を集める会もあり、懇親会だけ別の参加枠と料金になっていることもあります。
申し込みのルールは大切です。connpassでは各イベントに参加枠があり、枠ごとに先着か抽選かが決まっています。抽選は、ページに書かれた抽選日に自動で行われます。先着枠が埋まったあとに申し込むと補欠になり、キャンセルが出ると補欠の先頭の人が自動で繰り上がってメールが届きます。だからこそ、行けなくなったらすぐにキャンセルするのが一番のマナーです。無断欠席をすると、補欠で待っている人の席が空いたままになってしまいます。
- イベントページの会場・入館方法を事前に読んでおきましょう。オフィスビルは受付があり、遅れると入館できないこともあります。
- 受付で名乗る名前で申し込み、イベントページかconnpassの受付票をスマホで出せるようにしておくとスムーズです。
- 初めてのLT登壇を歓迎する会も多くあります。5分話すのが、顔を覚えてもらういちばんの近道です。
年間の大型カンファレンス
一年の中にはいくつか定番のイベントがあります。翔泳社が主催するDevelopers Summit(デブサミ)は、例年2月ごろに開かれる大規模な開発者カンファレンスで、近年は夏にも小さめの回が開かれています。春には東京都が主催するスタートアップ・テクノロジーのカンファレンスSusHi Tech Tokyoが東京ビッグサイトで開かれ、最終日は一般公開日です。AWS Summit Japanは例年6月ごろ千葉の幕張メッセで開かれ、事前登録をすれば無料で参加できます。インターネットとネットワークの大型展示会Interop Tokyoも、6月に幕張メッセで開かれています。
10月には、JEITAが主催するエレクトロニクスとITの展示会CEATECが幕張メッセで開かれ、こちらも事前登録で無料です。Japan IT Weekは東京ビッグサイトと幕張メッセで年に数回開かれますが、講演よりも商談が中心の展示会です。PyCon JPやRubyKaigiのようなコミュニティ主催のカンファレンスはボランティアが運営し、開催都市が年ごとに変わるので、次回の開催地を確認してから計画を立てましょう。
- 大型イベントの多くは事前登録制です。登録せずに行くと入口で並ぶことになります。
- 幕張メッセはJR京葉線の海浜幕張駅から歩いてすぐです。東京駅からは40分ほど見ておきましょう。
名刺と小さなマナー
開発者向けの勉強会では堅苦しさは求められません。Tシャツで来る人がほとんどで、英語のコミュニティならファーストネームで呼び合います。一方、カンファレンスや企業主催のイベント、商談の要素がある場では名刺が今も役に立ちます。両手で渡して両手で受け取り、ひと目通してから、話している間はテーブルの上に置いておくのが基本です。名刺がなければそう伝えれば問題ありません。QRコードでSNSのアカウントを交換するエンジニアも多くいます。
ほかにも気をつけたいことがいくつかあります。ハンズオンには自分のノートPCと充電器を持参しましょう。発表によっては撮影NGやSNS投稿NGと案内されることがあるので、スライドを撮る前に確認を。終わったらコップやピザの箱の片付けを手伝いましょう。運営はボランティアで、後片付けも自分たちでしています。楽しかったら、イベントのハッシュタグを付けて感想を投稿するのがよくあるお礼の形です。