TokyoEvents
Aa
ログイン
彫刻に宿るスピリチュアリティ
▸ アート・展覧会

彫刻に宿るスピリチュアリティ

◇ いつ

土曜日, 8月 1, 2026

→ 土曜日, 10月 10, 2026

⌖ 場所

Yutaka Kikutake Gallery

2F Piramide Bldg., 6-6-9 Roppongi, Minato-ku, Tokyo 106-0032

⌖ 地図で見る ↗
六本木のギャラリーにて、彫刻に宿るスピリチュアリティをテーマにした展覧会を開催します。会場では下記のような作品を紹介していますが、展示内容はこれに限らず、来場者ご自身の目で多様な作品や参加アーティストと向き合い、幅広い思考や感情に触れていただけます。 宮城太による「バナー(クラーゲンダー・ゲザングより)」は、ベートーヴェンのピアノソナタ第31番の最終楽章「クラーゲンダー・ゲザング」に着想を得た作品です。ランプシェードには「疲れ果てて、嘆いて」や「少しずつ再びよみがえる」といったスコア上の指示が刺繍で施されています。自身の境遇を元に、歴史や国籍、セクシュアリティなどの壁を越える交流を模索する宮城は、映像・写真・オブジェ・テキストなど多様な手法で制作し、故郷・沖縄の米軍基地のフェンスをしばしば象徴として用います。本作は静かながらも、価値観や希望を照らす灯火のようです。 毛利悠子の代表作「分解」は、果物に電極を挿し内部抵抗を測定し、その値を音や光に変換する装置です。房から切り離された果実は一見生命を失ったように見えますが、内部では細胞同士の作用が続き、人間の感覚では捉えきれない現象が生まれます。本インスタレーションでは、果実が朽ちていく最後の瞬間までを、明滅する光や響きで体験できます。毛利は、視覚・聴覚・時に触覚を通し、この世界に潜む複雑さの一端を伝えてきました。「分解」は、失われていく中からも新しいものが生まれる機構でもあり、時間とともに変化する光と音の関係をご堪能ください。 トレバー・ヤンは、水槽や観葉植物、苔など人間の手で管理された生態系を題材に、その中に見られる繊細な依存関係や共生の在り方を可視化する作品を制作しています。本作は、個人間や限定的な集団内にとどまらず、多様な存在がゆるやかに結びつき離れていく流動的なネットワークを描いています。出品作「ナイトマッシュルーム・コロン(東京のトイレ)」は、夜の安心感を与える照明と、きのこの繁殖力をモチーフにしたもの。見知らぬ場所で夜を過ごす時、人とのつながりが断たれた時、人工照明やきのこが放つ生命力がどのように心に働きかけ、記憶に残るのかを問いかけます。水槽内に設置された「ナイトマッシュルーム」は、かつてそこに生きていた魚の痕跡を感じさせ、人間中心とは異なる価値観の循環が魅力となっています。 松崎朋也は、特注のアクリル樹脂台に抽象画を施し、その前に収集した様々なオブジェを並べる独自の手法で絵画を制作しています。描かれたイメージは、風景や古代の地図、天体のようにも見えます。絵の前にはロンドンの街やテムズ川の川底、イギリス沿岸から集めた、自然物か人工物か判別が難しい古いものから現代の工業製品まで多様なものが配置されています。タイトルも実在の地名や出来事に由来することが多く、意味を知るほどに作品の神秘性が増していきます。松崎は、人間による意味づけの及ばない世界にも興味を持ち、絵画で生まれる光や存在感、時代を超えたオブジェによって私たちの思考や感覚をさまざまな領域へと誘います。
公式ページ ↗
カレンダーに追加

こちらもおすすめ

コメント 0

ログイン してコメントを投稿できます。

  • ◇ まだコメントはありません。最初の一人になろう!