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現代の感性
▸ アート・展覧会

現代の感性

◇ いつ

土曜日, 8月 1, 2026

→ 土曜日, 10月 10, 2026

⌖ 場所

Yutaka Kikutake Gallery Kyobashi

3F Toda Building, 1-7-1 Kyobashi, Chuo-ku, Tokyo 104-8388

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価値観や視点は一夜にして生まれるものではなく、歴史や集団的な営みを背景に育まれていきます。多くの場所で想像もつかない出来事が日々起こる現代において、私たちはこうした連続性、すなわち「現代的な感性」に光を当てるグループ展を京橋のギャラリーで開催します。 森優花は和紙や岩絵具など、日本画の長い伝統に根ざした素材を使って作品を制作しています。日本画は長い歴史と繰り返される主題ゆえにステレオタイプになることもありますが、森は植物という「伝統」的なモチーフを通し、人間と自然の曖昧な領域を流動的かつハイブリッドに描きます。彼女の作品には、植物の成育環境を丁寧に観察し、自らの身体感覚と向き合いながら伝統に静かに抗い、価値を問い直す姿勢が表れています。 新里明男は、陶芸の伝統を前衛的に問い直し、自身の代表作「ルミネッセント」をはじめ、卓越した技術と膨大な時間を費やして制作しています。近年では完成した作品を自ら壊し、その破片や変化から新たな創作へと進化させています。ゆがみや切断による光と影の複雑な表現、色彩による物質感の強調など、「ルミネッセント」から始まる探求は今も続いています。会場では陶器が物質性を越え、光と空間に広がる様子をぜひご覧ください。 長田誠一郎の絵画は言葉を洗練し、言葉が絵画の世界を広げています。色の組み合わせや配置から生まれるリズムや奥行き、滲みやひび割れといった筆致が、抽象の中に具体的な感覚や風景を潜ませています。一定のリズムからはみ出す生々しい要素や、絵画に吸収され再び別のかたちで返ってくる言葉が交錯し、時代を超えた精神性が感じられます。 田畑浩一は、ずらした2つのパネルに描き、最後にずらしを整えることで新たな「ずれ」を生み出す手法で独自の作品を発表しています。映像やコラージュも手がけますが、一貫して「動き」に注目しています。絵画が写真や映像へと役割を譲ってきた文化史の中で、田畑の作品は歴史の積み重ねの果てに生まれる独自の絵画空間を創出しており、観る者がその空間を味わうことができる場所となっています。
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