常設展「国立東京大学総合博物館ギメ・ルーム - 小さな好奇心の間」
開催中
2015年、東京大学総合博物館(UMUT)はフランス・リヨン市からエミール・ギメ(1836–1918)に関するアンティーク展示ケース6点を寄贈されました。これらは東洋美術の収集家として知られるギメの収集品を展示するために、リヨンのギメ美術館用に特別に発注されたものです。ギメは顔料ウルトラマリンの産業化で財を成した実業家であり、中国東洋から東アジアまでの外洋美術品のコレクターとしても有名です。展示ケースはガラス越しに物を見るという観賞様式の起源の一端をなすもので、アジア風のデザインとともに、フランスにおけるジャポニズムの遺産としても価値あるものです。これらのケースには、自然史から文化史までの科学標本やアジアの古美術品を厳選して展示しており、定期的に入れ替えも行われています。フランス製のこれらの展示ケースは、遠く離れた地域や時代の垣根を超えてアートと学術の交流の舞台となっています。日本において、21世紀の新たな展示空間として再び蘇ったこれらのケースは、フランスと日本の「科学交流」の象徴です。
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