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食の喜び
▸ アート・展覧会

食の喜び

◇ いつ

木曜日, 6月 11, 2026

→ 火曜日, 11月 3, 2026

⌖ 場所

Kichijoji Art Museum

7F FF Bldg., 1-8-16 Kichijoji Honcho, Musashino-shi, Tokyo 180-0004

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1953年12月にフランスに戻り、1981年10月にサンフランシスコへ移住するまで、浜口陽三はパリにほぼ三十年を暮らしました。「なぜ長くここにいたのか」と尋ねられると、「食べ物がとても重要だからだ」と答えました。浜口はまた、作品に登場する果物や野菜の豊富さについてユーモラスに語っています。さくらんぼ、スイカ、ブドウ、レモン、ザクロ、梨、ピーマン、アスパラガス、フェンネル、チンゲンサイが繰り返し描かれる理由は、「私はグルメだから、自分の好きなものを描き続けるだけさ」とも答えています。 この展示では、浜口陽三のカラー・メッゾシルトを中心に、果物をテーマにした作品を紹介します。深く暗い背景から柔らかく浮かび上がる果物は、鮮やかに新鮮に見え、その香りや果汁の味まで伝わるかのようです。 食の楽しみは、イラストレーターの永沢まこと(1936–2022)の作品にも共通しています。彼は生き生きとした即興的なスケッチスタイルで知られ、カフェやレストランで食事を直接描き、その場の料理を捕らえました。展示作品には、ゴッホの足跡をたどる旅に触発された『ナイトカフェ』(1992)、イタリアの港町ポルトヴェネーレ、セビリア、8年間暮らしたニューヨークの街並み、昭和時代の東京、調布の神代寺、吉祥寺の旧伊勢屋 restaurant などがあります。これらの作品から、食が旅や日常生活を豊かにする様子が伝わります。 浜口陽三はかつて「フランス人は食に情熱的だ」と述べましたが、彼は食の喜びにも同じくらい熱心でした。永沢もまた、友人と家で料理やワインを楽しむひとときを大切にしました。これら二人の芸術家の作品を通して、食のシンプルでありながら永続的な喜びを讃えます。
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