中野裕貴「水の記憶」
土曜日, 7月 25, 2026
画家・中野裕貴(1981年生まれ)は、20年以上にわたり「水」というひとつのテーマを探求してきました。油絵具からアクリル、さらに岩絵具へと画材を変えながら、自然の美しさを追い求めてきた彼の視点は、雪景色や波といった情景から、水そのものの表情へと移っていきました。
繊細な筆致で描かれる水は、流れや水音、風まで感じられるような美しさを持ち、絵画からはまるで水の音が聞こえてくるかのようです。丸窓から着想を得た円形の画面は、池取る(イケドル)という一瞬の美を切り取る日本独自の美意識にも通じ、日常の中で出会うはかない水の表情をとらえています。作品は一瞬を静止するのではなく、水が絶えず変化し続ける生き物であることを感じさせます。
「美しくてすぐに消えてしまう水の表情をとどめ、自分のまなざしの中に抱きとめておきたい。その場の音や風も表現したい。」という思いのもと、中野は一貫して水と対話を続けてきました。本展では初期から近作まで、作家の水へのまなざしをたどります。
【関連イベント】
1. ワークショップ「胡粉で描く」
日時:8月2日 10:00〜12:00/13:00〜15:00
講師:中野裕貴
会場:音楽室
参加費:1,000円(先着順)
2. ワークショップ「水を描く」
日時:8月23日 13:00〜16:00
講師:中野裕貴
会場:音楽室
参加費:1,000円(先着順)
※イベント詳細・申込方法は公式ウェブサイトをご確認ください。
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