青木歩 "夏を抱く"
土曜日, 7月 18, 2026
青木歩は、1982年生まれのアーティストで、水のきらめきや季節の光の変化、自然の色、記憶に残る風景からインスピレーションを得て、想像上の風景を創作します。裂いた水彩紙や和紙のコラージュとアクリルブラシストロークを組み合わせ、色や形の断片を一つの絵画空間にまとめます。彼女の作品は、常に変化しながらやがて消えゆく物の美しさを見つめ、無常や儚さに対する日本的感性を反映しています。
初期の作品では、色や形が横長や縦長に展開されていましたが、本展の新作では、斜めに交差し、多方向に広がるダイナミックな構図になっています。明るい黄色や緑、青、白といった色彩と、深い黒やネイビーブルーが入り混じり、夏の光の輝きとともに、夏の風景に潜む影や深さも感じさせます。
「夏を抱く」という展覧会タイトルは、夏の鮮やかで儚い光と色彩、そして遠い記憶を絵画に閉じ込めたいという青木の思いを表しています。描かれる夏は特定の季節に限らず、子供時代の夏や過去の夏、今目の前に広がる夏であっても良いのです。観る者それぞれが自分の夏の記憶や体験とつながることのできる新作を展示しています。
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